城のある街って、あらためていいなあ・・・
1601年(慶長6年)初代土佐藩・藩主である山内一豊によって築城着工に取りかかった高知城。
現在残っているのは、1747年に再建された城です。
1871年(明治4年)に廃城となり、その後しばらくは県庁としての機能を果たしました。
まずは追手門(おってもん)から入場。
城全域は、現在公園として無料開放されています。
実は高知城、戦う城。
この追手門、三方を壁に覆われています。街と通じる一方からやってくると、必ず行き止まりとなり、そこには弓や銃が待ち構えているという算段。
追手を阻む門、ということで追手門とのこと。
城内に入ってからも、戦うためのギミックが随所に隠されています。
平面ではない石垣
石垣は一直線で構成されず、カウカクと角があります。これは侵入してきた敵陣が石垣を登ってきた際、真上からだけでなく横からも攻撃できるように考えられ、設計されたそうです。
石垣って、何度となく見たことありましたが、マジマジと見たのははじめてのこと。
ところどころに飛び込み台のようなモノがついているのに気づきました。
これも、戦うために作られていたのだと勘違い。
この上に立って矢を射れば、石垣をよじ登ってくる敵陣を簡単に倒せると思ったのですが、考えてみれば、その台に乗ろうとしたとき、敵陣の集中砲火を浴びそうです。
三ノ丸に登って飛び込み台の正体を知る
緩やかで長い階段を登って行くと三ノ丸に到着。
ここでは飛び込み台を上から覗き込むことができます。そしてその正体も理解。
実は飛び込み台ではなく、それは雨樋だったのです。
石垣そもそもの構造を理解していなかったのですが、石垣はまさに石を組んで作った壁。
城の土台全部が石でできているわけもなく、地面は土です。その高く盛った土が崩壊しないように固められた擁壁が石垣なのです。
まあ、ここまでは誰でも知っていることでしょうが・・・。
実は!
高知城は、標高44.4mの大高坂山の上に築かれました。ベースとなっているのは、山。
整形するために地面を削ったり、土を盛ったりして、石垣を組んでいったことでしょう。
ところが台風の通り道でもある高知県。敵陣はなかなか襲ってきませんが、台風はシーズンになると何度も襲い掛かります。
たっぷりと降った雨は地盤を緩ませるだけでなく buy modafinil、城の土台となる地面そもそもが水を含み膨張するのです。
それによって石垣決壊の恐れも出てきます。だから地面深くに雨水が浸透してしまわぬよう、雨樋を作って石垣の外へと逃していたのです。
追手門を通ってから本丸までの上り坂
追手門を通ってから本丸までずっと上り坂なのですが canadian pharmacy cialis、ゆるいゆるい階段が設置されています。バリヤフリーに対応しているようで、ほんのちょっとだけ段差があるから、車椅子での登城は無理だと思います。
そしてゆるすぎる段差も小さいのに、なぜか疲れるこの階段。1段1歩ではなく、1段2歩で上がる設計となっています。
どういうことかというと、体を段の上にあげる足がいつも一緒。1歩目で登り、2歩目は移動。これを繰り返すので、片足だけが疲れてしまう。
こうやって敵兵を疲弊させるよう考えられた設計だったのです。
二ノ丸にある天井の低い詰門を通って、いよいよ本丸へ!
詰門の天井が低いのは、長い武器を持ってたり、馬に乗ってそこを通さないため。しかも直線的ではなく、筋違いとなっています。詰門を通らなければ、必ず本丸へとは通じない設計。まさに戦う城です。
本丸までやってくると、建物の中も見てみたくなるのは人の情。ですが、canadian pharmacy viagra 18歳以上の方はここから先、高知城天守・懐徳館・東多門・廊下門の利用は有料となっています。
利用料は420円(個人)。20名以上の団体になると330円です。
4重6階と複雑な建物。ルートに従って、天守閣まで登って行くことができるのです。
欄間まで高知らしい!
縁起物である鶴亀が彫られた欄間などありがちですが、高知城はさすが!
かつでは捕鯨で栄えた町でもあったから、欄間には鯨の潮吹きが彫られています。
そして天守閣まで登って行くと、市内を見渡す雄大な風景。
城壁には弓矢や銃を射るためだけの小さな窓が無数に施されている。
「高知城ヤバイなあ」と声が漏れてしまします。
これまでに何度となく、戦う城と説明してきましたが、高知城は築城以来、一度も戦にまみれたことはなかったそう。
用心に用心を重ねたけど、平和にその役目を終えたのです。
無料だからといって、ボヤっと見てしまうとわかることもわからない。そこで助かるのがボランティアガイドの方たちの案内です。
高知城を訪れる際には、ぜひご利用してみてください!
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