サマーキャンプの思い出の地・北海道池田町
筆者が小学5年生のころにサマーキャンプで訪れたのが、十勝ワインの産地である北海道の池田町です。2週間ほどのサマーキャンプでは、コテージに滞在し、大自然の中のびのびと過ごすことができました。
そんな思い出の地についてあらためて調べてみたところ、自治体による移住促進支援の活動が盛んに行われているとのこと。
北海道に移住することは、都市部で暮らしている方にとって大きな決断となります。しかし、思い切って環境を変えてみれば、全く新しい生活スタイルが待っているかもしれません。
著名人も続々と移住している北海道、その中でも特に筆者の思い入れが深い池田町について、詳しく魅力をご紹介していきたいと思います。
晩酌が楽しくなる!? 十勝ワインの名産地
池田町は十勝ワインの産地。至るところにブドウ畑があり、まるでブルゴーニュ地方のような雰囲気のある町です。
十勝ワインの大きな特徴として、「辛口である」ことがあげられるでしょう。後味の切れがよく、どんな料理とも相性抜群なのです。毎日の晩酌が楽しみになるような、日常的にいただけるワインです。
赤ワインはほかの銘柄よりもすっきり飲みやすく、一方で白ワインは辛口過ぎずフルーティーでまろやかな飲み口。気軽に手に取れるおいしさは、お酒好きにはたまらない逸品といえるでしょう。
赤ワインとの相性抜群のブランド牛「池田牛」
赤ワインに合う料理と言えば肉料理。飲みやすい十勝ワインには、池田牛のステーキをおすすめします。
酪農の産地でもある北海道、池田町でも酪農業は盛んです。特産品もたくさんあり、池田牛というブランド牛もその中のひとつです。
脂肪分の少ない牛肉で、程よく乗った霜降りがジューシーな肉本来のうま味を引き立てます。油っぽくて牛肉は苦手、という方でもおいしくいただける牛肉です。まずはシンプルにステーキで味わってみてください。くどすぎない肉のうま味は、噛むほどに口の中に広がっていきます。また、池田牛のすき焼きもおすすめ。クセのない味わいは、日常の食卓に取り入れやすい食材といえるでしょう。
移住支援も充実 お試し移住施設で長期滞在もできちゃう!
見渡す限り大地が広がる、開放的な池田町。都市部では味わえないのびのびとした暮らしは魅力的ですが、気になるのは移住後の生活ですよね。全国各地の地方と同様に、池田町でも移住支援体制が確立されています。
まず、池田町でお試し移住をしてみるという「ちょっと暮らし体験」というコースがあります。4戸の移住定住体験住宅が用意されていて、実際に現地の暮らしを体験できるようになっています。利用期間は、1週間~1年以内のものと3ヶ月~1年以内のものがあり、料金は短期(7日以上3か月未満)が3000円/日、長期(3か月以上1年以内)が1850円/日。料金の中には水道光熱費やネット使用料なども含まれますが、寝具や灯油代は別途必要です。
また、職探しのサポートも充実。無料の紹介所が開設されており、気軽に問い合わせることができます。「池田町産業活性化事業補助金」という、池田町で起業する方対象の補助金制度もあるので、新しい事業への挑戦を考えている方も移住先として候補に入れてみてはいかがでしょうか。
北海道ならではののんびりとした暮らしに最適な移住地
筆者が訪れたのは夏の池田町。都市部の蒸し暑さとは無縁で、過ごしやすい気候だったことを覚えています。食べ物もおいしく、広大な大地が気分をリラックスさせてくれました。
一方で、冬の北海道の暮らしの大変さもよく耳にします。厳しい寒さや雪かきの問題をクリアできれば、移住というゴールに一歩近づけることでしょう。
都市部の喧騒が嘘のような、静かでゆったりとした暮らしをはじめてみるのも良いかもしれません。興味のある方は移住支援制度をうまく利用し、まずは池田町での暮らしを肌で体感してみてくださいね。
写真提供/池田町観光協会
文/鈴木香里
【PROFILE/鈴木香里】
元テレビディレクター。現在は地方創生系、観光系の記事を中心に執筆するライターです。地域の魅力を発掘し、お伝えする記事を発信していきたいです。
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