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手入れ楽ちん!市販鉄板にはないキャンプ鉄板の魅力とは?

クラウドファンディング達成率1200%超!話題のごくあつ鉄板をレビュー!

先日、こちらの記事( SNS映え抜群!シーズニング不要で焦げつかないソロキャン用極厚鉄板がクラファンに登場 )で、シーズニング不要でキャンプビギナーでも使いやすいバーベキュー鉄板を紹介したが、実物を手に入れることができたので、さっそくレビューしてみる。

レビューする鉄板は、アウトドアブランド『NUTS(ナッツ)』「ごくあつ鉄板FF」「ごくあつ鉄板FFG」の2種類。

現在、クラウドファンディング「Fannova」を実施中で、目標達成率はなんと1216%(8月12日時点)と大人気の商品だ。

『NUTS(ナッツ)』は鉄工所が始めたアウトドアガレージブランド

鉄板をリリースした『NUTS』は、大阪府貝塚市にある泉和鉄工所が立ち上げたアウトドアガレージブランド。ふだんは大手自動車メーカーの部品を中心に製造していて、1/100mm単位の精度が求められる金属加工を行なっているという。

アウトドア好きの職人達が、「ステーキ専門店のような味を生み出せるアウトドア鉄板が世の中にはない。だったら自分たちの手で作り上げよう!」ということで鉄板開発に着手したのがブランドの始まり。

現在では、鉄板のほか、得意の金属加工技術を生かしたランタンカバーやリフターなどもリリース。加工技術の高さからくる造形美がアウトドア好きの間で話題になっている。

【NUTSごくあつ鉄板FF】シリーズのラインナップ紹介

クラウドファンディングには、3種類の鉄板【NUTSごくあつ鉄板FF】シリーズと専用リフター(取っ手)が出品されている。

・NUTS ごくあつ鉄板 FF(「FF」は、フチあり 二重フッ素加工済みの意味)
・NUTS ごくあつ鉄板 FFG(「FFG」は、フチあり 二重フッ素加工済み グッドマーク付きの意味)
・NUTS ごくあつ鉄板 FFC(「FFC」は、フチあり 二重フッ素加工済み 小さいサイズの意味)
・キラキラリフター(取っ手)

そのうち、今回レビューするのは、ベーシックなモデルの「NUTS ごくあつ鉄板 FF」と、”いいねマーク”が食材に焼き付いてSNS映えする「NUTS ごくあつ鉄板 FFG」だ。

【NUTSごくあつ鉄板FF】シリーズの特徴をおさらい

金属加工のプロたちが作り出したアウトドア鉄板。いったいどんな特徴があるのか、見てみよう。

二重のフッ素加工でシーズニング不要&焦げつき防止

一般的に鉄板は、サビや焦げつきを防止するために、使い始めに念入りにシーズニングを行い、鉄板に油膜を張らなくてはいけない。使用後も洗剤で洗わずに焦げや汚れをこそげ落とし、再度、油を塗り込む必要がある。

だが、この作業は初心者にとってはハードルが高い。また初心者でなくとも、ズボラなキャンパーにとっても面倒な作業だ。

そこでNUTSは、もっと気軽に鉄板を楽しんでもらうにはどうしたらいいかを考え、たどり着いたのが特殊なフッ素加工だ。タフなシチュエーションが多いアウトドア環境でも耐えられるよう、特別なフッ素加工を二重で施している。これにより、メンテナンスフリーの鉄板が誕生したのだ。

シーズニングせずに使い始めることができ、使用後も汚れをキッチンペーパーなどでサッと拭うだけで落とすことができる。もちろん、使用後に油を塗る作業も必要ない。

実際に片付ける様子は後述する。

味に直結! 蓄熱性抜群の6mm厚

鉄板料理のおいしさの秘密は蓄熱性にある。

鉄板が厚ければ厚いほど、熱をたくさん蓄えることができる。熱をしっかり蓄えられると、食材を置いても鉄板の温度が下がりにくく、適温を維持してくれる。そして適温をキープすることで、食材全体に効率よく満遍なく熱を加えることでき、おいしく焼きあがるのだ。

とはいえ、厚くするほど重くなってしまい、アウトドアで持ち出すには難しくなる。鉄板焼き店でのヒアリングや、1mm違いの試作を作るなどNUTSでは1年以上の試行錯誤を経て、6mmという厚さにたどり着いたそう。

これにより、アウトドアに持っていけるサイズと重さをクリアしつつ、蓄熱性も十分に確保。専門店の味わいをキャンプでも楽しめるのだ。

食材が映える”いいねマーク”

上記の特徴はすべての鉄板に共通するものだが、「NUTS ごくあつ鉄板FFG」には、さらに”いいねマーク”が焼きつくという特徴がある。

金属加工のプロたちが立ち上げたブランドだからこそできる遊びだ。NUTSの鉄板はすべて切削加工(削り出し)によってできている。切削加工とは、1枚の鉄板を削り出して商品を作り出す加工のこと。

「NUTS ごくあつ鉄板FFG」は、鉄板のセンターに親指を立てたグッドマークが浮かび上がるよう削り出されている。

”いいねマーク”が焼き付いた分厚いステーキ肉をSNSにアップすれば、話題になること間違いなし。

実際にステーキを焼いてみた

スーパーでオーストラリア産のステーキ肉を買ってきて、さっそく焼いてみた。今回は、在宅ワークのランチでキャンプ気分を味わおうと、自宅の家庭用コンロで試してみた(「NUTS ごくあつ鉄板FF」シリーズは、ふつうのガスコンロやIHで使えるのもいいところ!)。

シーズニング不要ということで、商品到着後、サッと水洗いしただけですぐに使い出すことができた。

【ステーキ肉をミディアムレアに焼くコツ】火は中火。片面を1〜2分、もう片面は余熱調理

コンロにセットし、火をつけて鉄板を温める。高温すぎるとフッ素加工が剥がれてしまうということで中火以下での使用が推奨されている。

十分に温まったらサラダ油を少量引いて肉を置く。

火力はこのくらい。自宅コンロは10段階で調整ができるのだが、中火以下の3〜4レベルで使った。

NUTSの方に話を聞いたところ、「片面を1〜2分焼いたら火を止めて裏返し、もう片面は余熱で火を通すのがおすすめ。ミディアムレアに仕上がります」とのこと。

今回使ったステーキ肉は2cm程度の厚さ。2分ほど焼くと、このような感じ。横から見ると底面から1cmくらい肉の色が変わってきているのがわかる。このタイミングで火を止め、裏返した。

火を止めて裏返した後は、アルミホイルで包み、余熱で火をじっくり通す。3〜4分ほどそのままにしておく。

こちらが焼き上がり。側面を見るとうっすら赤い部分が見て取れる。さっそく、カットしてみる。

ミディアムレアのちょうどよい焼き上がりだ。

いちばん安い赤身肉を選んだが、ふっくらとしていてとても柔らかい焼き上がりだった。噛むたびに肉汁もたっぷり感じられ、パサつきは皆無。非常においしく焼くことができた。正直、想像以上の焼き上がりだった。これが、6mm厚の鉄板の実力なのだろう。

焦げつきを防ぐフッ素加工の実力をチェック!

1枚目のステーキは塩こしょうだけの味付けでシンプルに焼いたため、鉄板の焦げつきもあまりなかった。さっとキッチンペーパーで汚れを落とし、2枚目のステーキを焼いてみた。

2枚目はあえて焦げつきやすいよう味付けしたステーキを試すことに。

焦げつきやすい塩麹で漬けた肉の焼き上がりは?

味付けは、塩麹、にんにく、ローズマリー、レモンで、15分ほど漬け込んだ。塩麹はテフロン加工のフライパンでも焦げつきやすい調味料。鉄板ではどうだろうか。

1枚目同様に中火で片面を2分ほど焼いて火を止め、もう片面は余熱で火を通した。

肉自体への焦げつきも少なく、こちらも見事なミディアムレアの仕上がりに。塩麹のおかげで1枚目以上に柔らかく、ジューシーだった。

また焼いている最中も、焦げて肉が鉄板にひっつくようなことはなかった。

特別な加工がされていない鉄板の場合、焦げつきや焼き具合が心配でつきっきりになりがちだが、「NUTSごくあつ鉄板FF」はそういった手間がなくてラクちんだった。

気になる鉄板の焦げつきはいかに!?

焼いた後の鉄板の様子。1枚目のステーキのときにはなかった焦げや汚れが付いていた。まずはキッチンペーパーで拭いてみる。

力を入れずにササっと拭うだけでも大半の汚れを落とせた。隅のほうの焦げが残ったが、再度、グッと力を入れて拭うとするっと取れた。

こちらはキッチンペーパーであらかた汚れを落とした後で、ウェットティッシュで拭いている様子。キッチンペーパーとウェットティッシュでここまできれいにすることができた。仕上げにアルコールスプレーでサッと拭いて、手入れは終了。

水で洗わずともきれいにすることができた。キャンプでは水が豊富にあるわけではないので、ここまで手入れがラクなのは非常に助かる。

ちなみに、油膜のことを心配する必要がないので、中性洗剤を使って洗うことも可能。汚れが多いときや衛生面が気になる場合は、洗剤とスポンジを使っても大丈夫だ。

ついついSNSに上げたくなる”いいねマーク”の焼印

「NUTSごくあつ鉄板FFG」は、食材に”いいねマーク”をつけられるアイデア鉄板。肉にきれいに”いいねマーク”を焼き付けるにはコツがいるようだが、サンドイッチやバンズは簡単にマークが付けられるのでオススメ。キャンプの朝食などでパンを温めたり、ハンバーガーを作ったりするときに試してみてほしい。

鉄板を火にかけ、温まったら”いいねマーク”部分に少量油をひき、パンを乗せてみた(ちなみにこれは山崎製パンのランチパック)。

20〜30秒程度、そのまま置いて焼くとこの通り! いいねサンドイッチの完成だ。

同様に、バンズも焼いてみた。バンズは形が丸っこいので、焼印がつくように少し押し付けるようにするのがポイント。

こちらも20~30秒ほどで焼印がついた。

バンズ自体、茶色が強かったため焼き目はあまり目立たなかったが、凹凸がくっきり浮かび上がった。白っぽいイングリッシュマフィンやどら焼きなどはきれいに焼印がつきそうだと感じた。

肉の場合は、うまく焼くとこんな感じにいいねマークが浮かび上がるという。

食材自体に”いいねマーク”が焼きつくので、SNSでシェアして友達に見てもらいたくなる。面白い仕掛けだ。

「NUTS ごくあつ鉄板FF」シリーズはバーナー派にオススメのアウトドア鉄板

「NUTS ごくあつ鉄板FF」シリーズは、高温で使うとフッ素加工が剥がれてしまう可能性があるということで、焚き火や炭火での使用はNGだという。焚き火好きで調理も焚き火で行うキャンパーには不向きと言える。

一方で、シングルバーナーやカセットコンロで調理をするキャンパーにはかなりオススメだ。また、夏は暑くて焚き火どころではないので、この時期の調理器具としてもぴったりだろう。

手入れがラクすぎる鉄板 1枚持っているとめちゃめちゃ便利

なんといっても最大の魅力は、シーズニング不要で焦げつきも少なく、とにかく手入れがラクな点。ヘラで焦げをこそげ落とす必要もなく、ウェットティッシュでささっと拭いたり、水をちゃちゃっと流すだけできれいになる。

それでいて、鉄板の醍醐味も存分に味わえる。

ビギナーやスボラさんはもちろんだが、この気軽さと本格性能はあらゆるキャンパーにとってメリットがある鉄板だろう。1枚持っていると非常に重宝するはずだ。

いまなら早割10%オフ! お得にゲットするチャンス

クラウドファンディングでは、先着購入特典として個数限定で早割10%OFFキャンペーンを展開中(「NUTSごくあつ鉄板FF」はすでに早割分は完売。通常価格は在庫あり)。

クラウドファンディングのプロジェクトは8月いっぱいまでの展開ということなので、気になる方はお早めに!

>>商品詳細を【Fannova】で見る

商品概要 NUTS ごくあつ鉄板 FF(フチあり 二重フッ素加工済み)

サイズ:210mm×150mm×厚み9mm(焼く部分は6mm)
重量:約1600g
フチの深さ:3mm
材質:鉄
付属品:巾着袋(写真と絵柄が異なる場合があります)

一般販売価格:7,000円(税・送料込)

>>商品詳細を【Fannova】で見る

商品概要 NUTS ごくあつ鉄板 FFG(フチあり 二重フッ素加工済み グッドマーク付き)

サイズ:210mm×150mm×厚み9mm(焼く部分は6mm)
重量:約1650g
フチの深さ:3mm
材質:鉄
付属品:巾着袋(写真と絵柄が異なる場合があります)

一般販売価格:9,500円(税・送料込)
【早割10%オフ】 8,550円(税・送料込)

>>商品詳細を【Fannova】で見る

クラウドファンディング概要

クラウドファンディングサイト「Fannova」にて展開中。
プロジェクト名:【シーズニング不要!】【SNS映え抜群!】町工場の技術力が生んだキャンプ用極厚”6mm”鉄板
プロジェクト開催期間:2021年7月13日(火)〜8月31日(火)
プロジェクトページ:https://fannova.jp/projects/nuts-outdoor

TEXT&PHOTO:tokoro

【PROFILE/tokoro】

茨城県東海村出身の36歳。2児のパパ。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、2019年からcazual編集長。9年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。基本の装備は「軽くコンパクトに、とにかく身軽」が信条。


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