キャンプ用品があふれてきた…
キャンプ用品を集めていると、陥りがちなことといえば、道具が収納棚からあふれること。筆者もそのひとりで、家の棚はテントやファニチャーで埋め尽くされ、ライトや小さい調理道具は自分の部屋で散らかっている……。
これはよくないと思い、以前に紹介したIKEAのシューズラックを代用していたのだが、それもついに収まらなくなってきた!
今回は、重い腰を上げてキャンプ用の収納棚をDIYすることを敢行。その結果を報告する。
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選んだ棚はホームセンター「カインズ」のオリジナル
棚もさまざまなデザインや色があるが、筆者が選んだのはホームセンター・カインズの「木製ラック66 3段 ナチュラル」。
当初は他社のユニットシェルフを考えていたが、木材の供給が追いつかず、入荷まで数カ月も待たないといけないとのこと。
そんなには待てないのと、カインズのほうが価格も半額くらいで収まるので、熟慮した結果、カインズの棚を選んだ。
サイズは幅65.6×奥行き30×高さ89.6cmで、デスクの隣に置いた際にちょうどいいこともポイントである。
ワックス塗装の準備
今回は家にある家具とフローリングの色に合わせるために、木材に塗装を施すことにした。
商品の「木製ラック66 3段 ナチュラル」以外に用意したのは以下の7点。
- オールドウッドワックス チーク
- 刷毛
- 2way スポンジヤスリ
- ブルーシート
- ビニール手袋
- 雑巾
- タワシ
まずはワックスとオイルのどちらで塗装にするかを考えた。
前者は蝋(ロウ)を原料としており、表面をコーティングして光沢と耐摩耗性を与えるのが特徴。
後者は植物油を原料としており、表面だけでなく奥まで浸透することから、木本来の湿度調整機能を行ってくれるのが特徴。
検討した結果、キャンプ用品の出し入れをする際にキズがつくことが目に見えていたので、ワックス塗装を施すことにした。
今回はターナー色彩が販売するオールドウッドワックスをチョイス。こちらはペーストタイプで塗りやすく、ワックス特有のニオイがあまりないのが特徴。
色は11色あり、筆者は北欧家具と合わせたかったのでチークを選んだ。
ヤスリはカインズのスポンジタイプ(ボックス型)を購入。使用できるスペースが限られるのが欠点と考えたが、握りやすく、なおかつ2種類の番手で使い分けが簡単なのがいいと思った。
塗装から組み立てまでやってみた
では塗装からスタート! 最初にヤスリで木材の表面を整える。#120でザラザラしたところを削り、その後に#320で仕上げる。
次にワックス塗装。刷毛ですくって薄く伸ばしていく。おおむね3すくいで1面を塗ることができた。
塗装したら10〜15分ほど乾かす。これである程度乾く。
上が未塗装の状態で、下が塗装後の状態。パッと見てわかりやすいほど色がついた! 塗装は木材両面と部品に塗っていく。
塗り終わったら、タワシで表面の塗りムラを落とす。
最後に雑巾で拭く。塗りムラを落とすだけでなく、浸透を早めることができる。
さらに1時間ほど乾かしたら完成! 硬化(乾燥)は1週間なので、それを置いてから組み立てる。
塗装を終えて感じたこと
ワックス塗装は生まれて初めてやってみたが、思った以上に大変で時間がかかった。
今回はペースト状の比較的塗りやすいものだったが、とはいえ塗っていくうちに刷毛がパサパサになり、色ムラができてしまった。
このムラが味のように見えることはたしかだが、ペイントするくらいの気持ちでしっかり準備をしたほうがいいと感じた。実際、服も壁も少し汚れてしまったのが残念。
ムラや手間が気になる人は、ワックスではなくオイルを選んだほうがいいかもしれない。ただし、オイルだとワックスと比べて色みが出にくいデメリットがあるので、それぞれの長短を比較検討して試してほしい。
ということで、次回は実際に組み立て、散らかり放題だったキャンプ道具がどのようにキレイに収納できたかを紹介する。
カインズ「木製ラック66 3段 ナチュラル」商品紹介
価格:4,980円
サイズ:幅65.6×奥行き30×高さ89.6cm
耐荷重:1枚あたり10kg
材料:天然木(赤松)
ターナー色彩「オールドウッドワックス」商品紹介
価格:3,300円
正味量:350ml
種類:油性
カラー:11色
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