ママひとりだって大丈夫! 子どもと一緒にお外に出かけよう!
離乳食も完了期(1歳~1歳半)になってくると、好奇心旺盛な子どもはさらに活発になってきます。
家の中ばかりにいると、どうしても運動量が足りなくなりがち。そんなときにオススメなのが、気軽に出かけられるデイキャンプです。
デイキャンプ、と言っても難しく考えることはありません。特別な用意が必要なわけでもなく、無理に遠いところへ行くこともありません。
テントを建てたり、バーベキューをしたりしなくてもいいんです。野外を満喫して過ごす日帰り旅は、みんな「デイキャンプ」です。
大きな公園、日当たりのいい野原、海に河原。子どもが安全に気持ち良く遊べる野外なら、どこでもOK。
移動手段だってなんでもありです。車、電車、バス。ベビーカーを押して。抱っこひもで。自分と子どもにあったスタイルで、ライトなデイキャンプに出かけてみましょう。
パパッと作れるお弁当を持って行こう
離乳食完了期の子どもはまだ大人と同じものが食べられないので、出かけたときに「何を食べさせよう」と食事に悩みます。
食べられるものがあるお店を探すのもいいですが、出かける場所が野外でしたら、簡単なお弁当を持って行くのがいちばんでしょう。
お弁当箱が荷物になるときは、簡易な使い捨て容器を使えば◎。軽いですし、ゴミを捨てられる場所でしたら、帰りの荷物が減ってラクになります。
今回は子どもとのお手軽デイキャンプに欠かせない、簡単なお弁当レシピをご紹介します。
栄養バランスのとれた、手づかみでも食べられる簡単レシピ
0.事前準備です。冷凍野菜をストックしておこう!
毎食、離乳食の支度をするのは大変です。お弁当に限らず、少しでもラクをするために、冷凍野菜を作っておくことをオススメします。
みじん切りにした野菜をシリコンスチーマーでレンジ加熱し、火を通したものを保存する方法です。
こんな風に種類ごとに小分けにして、フリーザーバッグに入れておきます。使いたい時にさっと使えてとても便利ですよ。
この3つの野菜(カボチャ、タマネギ、ニンジン)をレシピで使いますので、事前に作っておきましょう。
1.野菜たっぷりやわらかハンバーグ
<材料>
牛豚合い挽き肉 大さじ2
豆腐(木綿or絹) 大さじ1
冷凍みじん切りカボチャ 小さじ1
冷凍みじん切りタマネギ 小さじ1
冷凍みじん切りニンジン 小さじ1
塩 少々
ケチャップ 小さじ1
<作り方>
1)材料を全部食品用ポリ袋に入れ、つぶしながら混ぜます。
2)フライパンを熱して油を引き、一度火を止めます。
3)ポリ袋の端をハサミで2~3cmほどカットし、フライパンにハンバーグの生地を絞り出します。形はお好みでどうぞ。
4)中火にかけます。焼き目が付いたらひっくり返し、弱火で3分ほど焼いたらでき上がりです。
2.サツマイモの甘煮
<材料>
サツマイモ 適量
砂糖 少々
塩 ほんの少々
水 少々
<作り方>
1)サツマイモはよく水で洗い、ピーラーで皮を剥いてから(少し残っていてもOK)、食べやすい大きさに切ります。水に10分ほどさらしてアクを抜きます。
2)カットしたサツマイモをシリコンスチーマーに入れて、上から残りの材料(調味料)を加えます。全体的に振りかけるように入れましょう。
3)500Wでレンジ加熱します。柔らかくなったらでき上がりです。
3.まるころおにぎり
<材料>
軟らかいご飯 適量
塩、鮭、青のりなど子どもの好きな具 適量
<作り方>
1)ラップでご飯を包んで小さく丸めます。具を混ぜて丸めてもOK。
2)のりはかみ切りにくいので、刻みのりをまぶすか、写真のようにすると良いでしょう。
4.果物や飲み物など
好きな果物をひと口サイズにカットして、甘味として持って行くのもオススメです。ビタミン補給になりますね。
飲み物はお茶やジュースなど、子どもの好みに合わせて用意しましょう。
デイキャンプの持ち物ワンポイントアドバイス
でき上がったお弁当は、お好きな容器に詰めて持って行けばOKです。
お弁当の前に手を洗えるかどうかなど、現地のことを考えながら、手洗い用の水やウェットティッシュなどを用意するといいですね。
ワンタッチのサンシェードなどがあれば日よけとして役立ちますが、徒歩の場合はひと荷物になってしまいます。
クッション性のある折りたたみ座布団や、小さなレジャーシートは重量がなく、それほど荷物になりません。
地面に直接座れない場所ではとても役に立つアイテムですので、携帯をオススメします。
折りたたみ座布団は、100均でも「折りたたみクッション」「折りたたみシート」などの名前で販売しています。レジャーシートもいろいろなものが置いてあります。
また、汚れたときのために着替えも持って行ったほうがいいですね。
さあ、デイキャンプへ出かけよう!
四季を問わず、外の空気に触れるのは子どもにとって大切なことです。
まだ上手に歩けない赤ちゃんも、不思議なことに「外に出たい」という欲求を持っています。
ですから、家の中でばかり過ごしていると寝付きが悪くなったり、眠っても眠りが浅くなったりすることがあります。
暑い時期の外遊びは熱中症が怖いですね。寒い季節には風邪を引くかもしれません。そう心配するのは親として当たり前のこと。でも子どもは外遊びが大好きなのです。
幸い日本には美しい四季がありますから、春や秋はお出かけにもってこいの季節です。歩きはじめた小さな子どもにも、四季の気温の変化に合わせて、少しずつ外遊びを取り入れていけたらいいですね。
「まだ小さいから」とあきらめず、美しい自然を感じながら、子どもとゆったりと過ごすデイキャンプの時間。ぜひ日常の中に取り入れてみてください。
【PROFILE/天嶺 葵】
アウトドア系フリーライターで、3児の母。海にも山にも出没するママキャンパー。子どもを中心に楽しめる、ファミリーライクなアウトドアライフを提案します。料理、DIYが得意。”ないもの、欲しいものはお金をかけずに作る!”がモットー。