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イワタニ「カセットフー タフまる」は室内で使える?サイズや火力など使い勝手をレビュー

イワタニの中でもっとも丈夫なカセットこんろ「カセットフー タフまる」

ガスとカセットこんろの販売を主軸に展開する岩谷産業。カセットこんろは1969年から販売しており、中でもカセットフーシリーズは2019年で誕生50周年を迎えるロングセラーシリーズとなっている。

今回紹介するのは、同シリーズの中でもっとも丈夫に設計されたタフまるという商品。スペックや実際に使用した感想などを紹介する。

ダッチオーブンも置ける高い耐久性が特徴の「カセットフー タフまる」

この「カセットフー タフまる」は、アウトドア料理を楽しむために設計されたカセットこんろ。最大発熱量は3.3kW(2,800kcal/h)とシリーズの中ではトップレベルの火力を持つ。

商品単体のサイズは(約)幅341×奥行き283×高さ129mmで、重量は約2.4kg。圧電点火方式を採用し、つまみをいちばん奥までひねれば自動的に点火できる。

外だけでなく、もちろん室内での使用も便利だが、一般的なカセットこんろは屋外での使用で障壁となる部分が多く、使いにくいという意見も聞く。

同商品はそれらをほぼすべてカバーできる機能が付いているのが特徴。どんな障壁があるのか、具体的に説明する。

カセットフー タフまるおすすめポイント1.「風で炎が消える」を解消するダブル風防ユニット構造

同商品には、本体に付いた外側と、バーナーヘッド周辺に付いた内側の2つの風防が搭載されている。

これによって外からの風を防ぐことができるのだが、2つの風防の下には空気孔があり、そこから適度な酸素を取り入れている。

適度な酸素を取り入れることで、バーナーヘッドに炎の燃焼を助けることができ、安定した火力を実現する。つまり、邪魔となる風は遮断しつつ、必要な酸素は効率よく取り入れる構造が同商品の魅力なのだ!

カセットフー タフまるおすすめポイント2.「重い調理器具で調理したい」が実現できる丈夫なスタンド

本体底の四隅にはアルミダイキャスト製スタンドが装備されている。一般的なカセットこんろはゴム製部品を本体下に付けているだけだが、この丈夫なスタンドがあることで耐荷重20kgのダッチオーブンも問題なく置ける。

アルミダイキャストとは、アルミや亜鉛といった合金を溶かして金属の中へ圧入し、すぐに整形することで鋳造方法をいい、熱に強く耐久性もゴム製部品と比べると桁違い。

タフまるの「タフ」という名にふさわしい造りをしているのだ!

カセットフー タフまるおすすめポイント3.「手軽に持ち運びたい」を叶えるスタイリッシュな専用ケース付き

同商品には専用のキャリングケースが付属し、この中に本体を入れて持ち運べる。

イワタニにはカセットフー マーベラスⅡという製品があり、こちらは風防がフタになっていて閉じればそのまま持ち運べるものがあるが、それ以外だとそう多くはないのでキャンプでは助かる。

ケースのサイズは(約)幅372×奥行き362×高さ136mm。ケース込みの総重量は約3.9kgで、力に自信がない人でも問題なく持ち運べる。

軍手やグローブを付けても持てる広いハンドルがあるので、急な雨が降ったときなどの迅速な撤収も問題なくできそうだ。

カセットフー タフまるおすすめポイント4.「いろんな料理が作りたい」を実現する幅広いアクセサリー

今回はアクセサリーを持っていなかったが、タフまるには焼肉用のプレートとグリル、焼き網プレート、鍋、鉄板、たこ焼きプレートの6つオプションが発売されている。

専用の調理器具を持っていくと荷物がかさばり大変だが、アクセサリーがあればタフまるを持っていくだけでいろんな料理が楽しめる。ぜひ合わせて買っておきたい!

カセットフー タフまるおすすめポイント5.「とろ火などじっくり調理したい」を叶える長い連続燃焼時間

タフまるの燃焼は最大で約75分。これは他のイワタニ製品でもトップレベルの長い燃焼時間をほこり、他のメーカーのものだと頑張って60分程度なので、高い火力を備えながら長く使えるのはうれしい。

ガス缶の装着はマグネット方式なので、押せば簡単に付き、引けばラクに取り出せる。説明書がなくても簡単に扱えるのも同商品の特徴だ!

ただし、上に載せるものは制限あり

一般的なフライパンだけでなくダッチオーブンも載せられる、まさにアウトドア向きのカセットこんろだが、長い鉄板や何十人用の鍋などは使用できないのでご注意を。

ホームページによると、鍋底24cm以下の商品を使うように書かれている。

たとえば鋳物製品で有名なロッジ製品でいうと、10 1/4インチのものは鍋底が26.03cmなので使用不可。8インチなら20.32cmなので使えるという計算になる。

使う調理器具には十分に気をつけよう。

カセットフー タフまるで調理を快適に

カセットフー タフまるは、家やキャンプのほか、災害時にも使えることからニーズが増えているという。さらにStay Home期間により外出できない場合、少しでもアウトドア気分を楽しみたいときにもひと役買うことができそう。

カセットこんろ選びに迷ったら、タフまるを検討してみてはいかがだろうか。

イワタニ「カセットフー タフまる」製品情報

本体サイズ(約):341×283×129mm
ケースサイズ(約):372×362×136mm
重量(約):2.4kg
ケース込重量(約):3.9kg
ガス消費量(約):236g/h
連続燃焼時間(約):75分
購入ははこちら

【文/撮影】小川迪裕

【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】

フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。


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