意外と気付かないヘッドライトの黄ばみ
筆者にとって車は、西へ東へ、全国各地のアウトドアフィールドに出かけていく大切な相棒だ。相棒たるもの、きちんとケアしてあげないといけない。
しかし……、筆者は知らなかった。
「ヘッドライトが黄ばんだ状態で車検を受けると、通らない可能性がある」ということを。
通らない理由としては、黄ばみなどによりライトの光量が基準より低くなることが挙げられる。
しかも、2015年に改正された規則改定では、以前まではハイビームで検査していたのだが、現在はロービームで測定され、より厳しくなっているとのこと。
車検が近づいている筆者の車。そこで、カー用品店へ行って物色していたところ、価格とサイズのバランスがとれたグッズを発見。
実際に使ってみて黄ばみが取れるか試してみた。
カー用品メーカーの中でポピュラーなウイルソンのクリーナーを購入
今回使用したのは、洗車用品メーカーの中でも人気が高いウイルソンのヘッドライトクリア mini。こちらは内容量50mlで、少し大きい70mlもある。
miniは手で持てるほどで、パッケージも大きくない。
頻繁にライトを磨くわけではないので、手頃な価格のものを探していたところ、これがぴったりだった。
同商品には、紫外線の反射剤と吸収剤という2種類のUVカット成分が配合され、それによって黄ばみやくすみを除去してくれる。
黄ばみが起きるのは、紫外線がヘッドライトのコーティングを劣化させ、ひび割れや剥がれることで発生するとのこと。
そのため、まずは研磨ブロックである程度きれいにし、UVカット成分が入ったクリームを塗って紫外線からの影響を抑えることで黄ばみがなくなるそうだ!
実際にヘッドライトクリア miniを使ってみた
では、実際に筆者の車のヘッドライトをきれいにしてみよう。
パッケージの中には、4つのものが入っている。右上が研磨剤、左上が研磨クロスの予備、右下がすぐに使えるサイズの研磨クロス、そして左下が研磨ブロック。
赤い線から右が磨く前の黄ばんでいた状態、左が磨いた後の状態。
とてもきれいになっていることが一目瞭然! 洗車の時点で黄ばみが取れなかったが、ヘッドランプクリーナー miniでしっかりと取れたことに驚いた。
洗車の時間を除き、研磨セットを作る→磨く→拭き取る、の一連の作業時間を測ってみたところ10分もしなかった。これなら車検前にささっと磨けてラクチンだ!
こちらが夜間に撮影したヘッドランプの状態。右が磨いたライトで、左が磨く前のライト。写真だとちょっとわかりづらいが、右のほうが少しクリアになっていて、ライト周辺にできているモヤも少し大きい。
光量までは測ることができなかったが、パッと見である程度、違いを認識できるレベルだった。
周辺の部品に研磨剤が付かないように注意
今回はヘッドランプ向けの研磨剤を使用した。ただし、周辺の車の部品には液体がつかないようにしよう。
バンパーなどには異なったコーディングが施されており、それを取ってしまうと別の悪影響が出る可能性がある。
正確にヘッドランプのみを磨くようにしたければ、周辺部をマスキングテープなどで貼ってカバーしておくといいかもしれない。
車検前には事前にチェックをしておこう
普通に使っていると、ヘッドランプの黄ばみのほかにもいろんな箇所が壊れていたり汚れていたりすることがある。
車検が通らないと今後の車の使用に支障をきたすため、車検が近づいている人は各箇所をチェックしてきれいにしてみてはいかがだろうか。
ウイルソン「ヘッドライトクリア mini」商品詳細
価格(小売希望価格):880円+税
内容量:50ml
サイズ(約):116×50×138mm
ウイルソンのホームページはこちら
【文/撮影】小川迪裕
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。