意外と種類が少ないストリージバッグ
ストリージバッグとは、寝袋を保管する際に便利なバッグ。中綿のロフト回復力の低下を防ぎ、メッシュタイプであれば高い通気性で衛生的にもいいとされている。
しかし、同製品の多くはメーカー純正のものが多く、「もっとおしゃれなものが欲しい!」と思う人もいるだろう。
筆者も、ストリージバッグを展開していないメーカーの寝袋を購入したため、どこかで販売していないかと探索。
そこで見つけたのが、日本のガレージブランド「オレゴニアンキャンパー」のアイテム。使い勝手や魅力などを掘り下げていく。
「オレゴニアンキャンパー」ってどんなブランド?
「オレゴニアンキャンパー」は、アメリカのアウトドアスタイルを踏襲したファッションブランド「オレゴニアンアウトフィッターズ」の兄弟ブランドで、キャンプに使える小物を中心に展開している。
高すぎない価格と幅広いラインナップで、注目のブランドとしてメディアにも登場している。
今回買ったメッシュシリンダーバッグとは
先日、神奈川のアウトドアショップ「グッドオープンエアズマイクス」で購入したこの「メッシュシリンダーバッグ」。シリンダーとは円筒を意味し、メーカーによると濡れたものを入れたり、ランドリーバッグとして使ったりと用途は限られていないそうだ。
サイズは直径30×高さ65cm。ラージサイズとスーパーサイズの2種類あり、今回は前者を購入。
カラーもコヨーテとタクティカルカモの2色展開で、シンプルなコヨーテをチョイスしてみた。
オールメッシュ素材で作られており、写真でもわかるとおり透けて見えるほど。これなら通気性が抜群であることは言うまでもない。
実際にメッシュシリンダーバッグに寝袋を入れてみた
ランドリーバッグとして使えると公式サイトには載っていたが、筆者の目的は寝袋のストリージバッグとして使えるアイテム。
今回は以前に紹介した、英国のアウトドアブランド「スナグパック」と小田原のアウトドアショップ「sotosotodays」がコラボしたシュラフ「マリナー スクエア」を入れてみた。
【マリナー スクエアの記事はこちら】
寝袋は縦半分に折り、あとはクルクル丸めた状態で収納。バッグの直径が30cmもあるので、体重をかけて丸めなくても余裕で入れることができた。
口はヒモで縛り、留め具で拡張を抑えてくれるので簡単。ダウン素材だけでなく、収納に困る化繊素材もこれならキャンプに慣れていない人でも手軽に使えそうだ。
また、バッグにはハンドルが付いているので、持ち運ぶもラクちん。通常ストリージバッグにはハンドルが付いておらず、口のヒモなどを持つ必要があったが、この発想はとても便利なポイントだ。
濡れたアイテムを入れるときは水が滴らないよう注意
筆者としては、ストリージバッグ以外に出張用のランドリーバッグとしても使おうかと検討している。
しかし気になったのは、濡れたテントやタープを入れて持ち運べるというブランドの公式サイトにあった記載だ。
本当にその用途で使う場合は、ゴミ袋くらいの大きいビニール袋を用意し、水が滴らないように対策をする必要がある。使い方はたくさんあるが、対策も考えておこう。
個人的には、この商品を購入して満足している。おしゃれなストリージバッグをお探しの人は、参考にしてみてはいかがだろうか。
オレゴニアンキャンパー「メッシュシリンダーバッグ」商品紹介
撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。