現代人に必要なデジタルデトックス
スマートフォンやPCといったデジタルデバイスは、今や現代人の生活に欠かせないツール。
しかし、時には情報にあふれた生活に息苦しさを感じることだってあるでしょう。
そんなときは、キャンプでデジタル・デトックス行うのがオススメです。
デジタル・デトックスとは?
デジタル・デトックスとは、一定期間デジタルデバイスと自発的に距離を置き、対面でのコミュニケーションや自然とのふれあいに焦点を当てる取り組みのこと。
スマホやパソコンは私たちにとって手放せないアイテムですが、情報に惑わされたり、コミュニケーションが面倒になったりと、デメリットが多いのも事実です。
そういったしがらみを取り除き、人間らしい生活を取り戻すねらいがデジタル・デトックス。
最近では、旅行会社が企画する宿泊型のデジタル・デトックスツアーや、日帰りのイベントなども多く開催されるようになりました。
「最近SNSに疲れたなぁ…」「インターネットに時間を使いすぎているな」と感じたときには、デジタル・デトックスを試してみるいい機会かもしれません。
キャンプでのデジタル・デトックスの効果
スマホの充電がしづらくインターネットにつながりにくい、キャンプは、デジタル・デトックスにぴったり。
また、自然に囲まれてデジタル・デトックスをすることで、以下の効果も期待できます。
・ストレスを軽減する
・自律神経のバランスを整える
・睡眠の質を上げる
・眼精疲労、脳疲労が取れる
・集中力を高める
・想像力が高まる
スティーブ・ジョブスが、自分の子どもたちにデジタルデバイスの使用を制限していたのは有名な話。
あえて便利なデジタルデバイスから離れ、不便な環境に身を置くことで、自身が持つ能力の活性化につながります。
現代人が、今後さらに便利になっていく時代を生きるためにも、デジタルデバイスを断つことはとても重要なことだと言えるでしょう。
キャンプでのデジタル・デトックスの方法
1.まずは周囲にアナウンス
スマホの電源をオフにするのは指一本で簡単にできますが、突然オフラインになると、家族や友人・職場の人など、事情を知らない人から心配されてしまうかもしれません。
親しい人には、いつどこへキャンプに行くか、また、その期間はオフラインになるということをアナウンスしておきましょう。その際、Twitterやインスタグラムのプロフィール欄、メールや電話の自動応答機能などを使うと便利です。
デジタル・デトックスを心起きなく行うためにも、周囲の人へのアナウンスは忘れないようにしましょう。
2.キャンプ場へ着いたらデジタルデバイスの電源をOFFにする
キャンプ場へ無事到着したら、早速スマホの電源を切るところから始まります。
複数人で行くキャンプなら、みんなで一斉に電源を切り、1か所にまとめておくのがおすすめ。ついつい使いたくなってしまったときにも、人の目があると使いづらいものです。
3.スマホで調べずキャンプベースを組み立てる
キャンプに慣れていないうちは、スマホで調べてテントを組み立てたりしますが、デジタル・デトックス中は自分たちの力でなんとかしなければなりません。
はじめは不安があるかもしれませんが、あれこれ試行錯誤しながらテントを組み立てるのもよい経験になるはず。
4.自然を体感する
キャンプベースが組み上がったら、その場にとどまらずに、できるだけ自然の中を散策してみましょう。
ゆっくり森を眺めてみたり、瞑想してみたり…穏やかな時間の流れを五感で感じてみてください。
5.規則正しい生活を意識する
寝る前にスマホを触ってしまうと、インターネットやSNSでつい時間を浪費してしまい、目が冴えて眠れなくなった経験はありませんか?
キャンプ中は、夜ふかしをせずにシュラフの中で眠るようにしてみてください。それだけで寝付きもよくなり、すっきり目覚められる質の高い睡眠ができるでしょう。
キャンプでのデジタル・デトックスは一時的なもの
人間らしい生活感覚を取り戻せるキャンプでのデジタル・デトックスですが、残念ながらその効果は期間限定のものです。
情報を全て遮断して生きていくことは、現代では容易なことではありません。
仕事でもPCやスマホは必需品ですし、家族や友人との連絡もスマホがなくては困難です。キャンプから帰宅すれば、またデジタルデバイスが手放せない生活になってしまうのは仕方のないこと。
しかし、「ちょっと普段の生活に疲れたな…」と感じたときに、またデジタル・デトックスをすれば心も体もリセットされ、新たな気持で日常を迎えることができるでしょう。
定期的にデジタル・デトックスをしてみよう
完全にデジタルデバイスを断つことは難しいですが、定期的なデジタル・デトックスはストレス解消に繋がります。
心の疲れを感じたら、一度思い切ってスマホの電源を切ってキャンプを行い、デジタル・デトックスをしてみてはいかがでしょうか?