パーゴワークスの財布の人気に迫る
”UL(ウルトラライト)スタイル”の人から圧倒的な人気を誇る日本のアウトドアブランド『PaaGoWORKS(パーゴワークス)』。
バックパックから焚き火台、そしてテントまで幅広い商品を開発しているが、なかでもアウトドア業界人がこぞって使っているのが、この「TRAIL BANK(トレイルバンク)」という財布。
なぜ人気なのか、実際に購入してその魅力を探ってみた。
パーゴワークスの財布がなぜ便利か、試してみた
トレイルバンクは、“世界最小の銀行”をコンセプトにお金やカードを瞬時に出し入れできるように設計されている。
財布の上部には独自デザインの三角カラビナが付いており、ベルトループなどに引っかけられるようになっている。生地は330デニールRobicナイロン、PVCナイロン(ディープブラックのみ)、X-PAC(エックスパック)の3種類があり、どれもガシガシ使っても耐久性は申し分なし。
二つ折り財布では圧倒的に小さいサイズで、筆者が購入したMの収納サイズは(約)縦120×横90×厚み10mmと片手にすっぽり収まるサイズ。
Sの収納サイズは(約)縦110×横65×厚み10mmともっと小さいが、今回はMを買ってみた。理由は後述する。
ではさっそく、財布を見てみよう。
本体の開閉部分はベルクロが採用され、最初にめくる部分は片手でできるように、独自構造のQUICK FLAPを採用。本体を手のひらでしっかり握り、親指を下から上に向かってベリベリと外していくと簡単に開けられる。
中を開いてみた、中央と右側にカードスロットが付いており、外と内の計4箇所にカードが入れられる。公式ページには収容カード枚数は6枚を目安としているが、筆者は各スロットに2枚ずつ入れて計8枚を収納している。
ちなみに、スロットが4つ付いているのはMで、Sは3つ。ポイントカードやクレジットカード、キャッシュカードなどいろんなものを持ち歩く筆者としては、ある程度カードを収納したいこともあり、Sだと収まりきれない。これがMを選んだポイントだ。
次にお札を入れるスペースをチェック。ベルクロ部分を入れると財布は三つ折りではあるが、お札は実質二つ折りで収納。
財布はコンパクトではあるが、1万円札がちょうど収まるのでこれならキレイに持ち運べる。なお、中央にはゴム製のストッパーが付いており、ここにお札を引っかけることで散らからないようになっている。
お札入れの奥にはシークレットポケットが配置。カードを入れたりレシートを入れたりなどいろんな使い方ができるが、SuicaやPASMOなどICカード乗車券を入れればスムーズに改札を通れるのでおすすめ。
最後に本体の外側に付いているコインポケットをチェック。MとSはともにPVC製パネルを採用して中が見えやすくなっているが、Mには片側にマチが付いており、少し開けば小銭を取り出しやすくなっているのが違い。
また、ファスナーには指を引っかけて開閉できるループが付いていて、今までのような小さな部品を持たなくても簡単に開け閉めできるのはありがたい。
使ってみて気になったところは?
長財布を長年使っていた筆者としては、こんなにもコンパクトに持ち運べるのは非常に便利! と感じたが、唯一気になったのはカードスロットが本当にジャストサイズであること。
ジャストサイズにすることでカードが容易に抜けなくなり失くしにくいこともあるし、「それがいいじゃん!」という人もいるかもしれないが、特に内側のポケットからカードを取り出すときがやや手間取ってしまうことが多い。慣れれば問題ないかもしれないので、1年間使って慣れていこうと考えている……。
個人的にはかなり持ち運びしやすくなり便利になった
カードスロットの部分はこれから慣れていくとして、それ以外はサイズ、視認性の高さ、そしてアウトドア感あふれるデザインなど、トータルで過去最高レベルに優れている財布だと実感! これからもガシガシ使っていきたい。
なお、今年の春には新色が発売されるとのこと! 詳しい詳細はこれからブランドから発信されるらしいで、知りたい人は少々待っていただきたい。
パーゴワークス「トレイルバンクM」製品情報
価格:3,200円+税
サイズ(約):縦120×横90×厚み10mm
重量(約):45g
カラー:(330デニールRobicナイロン)ダークベージュ、アーバングレー、(PVCナイロン)ディープブラック、(X-Pac)トロピックカモ、ライトグレー
製品の詳しい情報はこちら
撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。