キャンプで手作りパンにチャレンジ
「キャンプで何か思い出に残ることをしたいけれど、選択肢が多すぎて迷っちゃう!」なんて経験はありませんか?
そんなときには、キャンプだからこそできる手作りパンに挑戦しましょう。美味しく作るためのコツや、子どもと一緒にもっと楽しむためのポイントを紹介します。
本格派は生地作りからチャレンジ
ゆったりとした時間が流れるキャンプ場だからこそ、あえて野外で、一からパン生地作りに挑戦するのもオツなものです。
とはいえ、キャンプ場にはパン作りのための施設・グッズは整っていないことがほとんど。
必要なアイテムはひとまとめにして、忘れないように持参してくださいね。
・ボウル
・ふきん
・アルミホイル
・温度計
ボウルは粉をこねるためのものなので、できるだけ大きめサイズを選びましょう。
パン生地の材料は自宅で軽量して、ジップ付き袋に入れておくと便利です。
わざわざボウルを用意するのが面倒だったり、複数人で同時に調理したい場合は、ジップ付き袋にそれぞれの材料を入れて、揉んで作るのもおすすめ。
空のペットボトルに材料を入れて、とにかく振る!という方法もあります。これらの方法を採用すれば、キャンプ中の後片付けも楽になりますよ。
出来上がったパン生地は、温度計で温度管理をしながら発酵させ、好みのスタイルで焼いていきます。
・フライパン
・スキレット
・ダッチオーブン
・飯ごう
キャンプでお馴染みのこれらのアイテムを使って、できるだけ均一に火を入れていくことで、ふっくらとした美味しいパンに仕上がります。
手間がかかる生地は自宅で作って持参
キャンプ場でパン作りを楽しむ際に、もっとも手間がかかるのがパン生地作り。
「自宅のキッチンでも大変なのに、慣れない環境の中で行うのはちょっと不安…」なんて時には、自宅でパン生地を作り、キャンプ場で成形して焼く方法がおすすめです。
自宅でパン生地を作っておけば、分量で迷ってあたふたすることもありませんし、温度管理も屋外よりもぐっと楽になるでしょう。また、自宅のホームベーカリーを使えば、より手軽に挑戦可能です。
自宅で生地を作ってからキャンプに持参する場合のポイントは、ズバリ”発酵”にあります。
イースト菌が働き、パン生地を発酵させることでふんわり柔らかなパンに仕上がりますが、事前に作った生地をそのままにしておけば、発酵がどんどん進んでパン作りに適さなくなってしまいます。
イースト菌の活動に関わっているのは、ずばり温度です。27度~30度の温度下でその活動が活発になりますが、5度以下になると停止します。
発酵を途中で止めるために、自宅で作ったパン生地は冷凍した後に持ち運びするようにしてください。
キャンプ場で解凍すれば、停止していた発酵が再開されるので、もっとも美味しい状態でパンを焼くことができますよ。
ホットケーキミックスを使って手軽にパン作り
手軽にパン作りの雰囲気を味わいたいなら、ホットケーキミックスを使うのがオススメ。
パンを焼いたことがない人も、キャンプ初心者の人も気軽に挑戦できます。
用意するものは、以下の4つだけ!
・ホットケーキミックス
・水
・ジップ付き袋
・棒
ジップ付き袋にホットケーキミックスを入れたら、水を入れてよく揉みましょう。生地が良い感じにまとまったら、ひも状にして、棒に巻き付ければOK。
バーベキュー用の炭火で焼けば、子どもたちが喜ぶこと間違いなしのふわもちパンが出来上がります。
ホットケーキミックスと水の分量は、様子を見ながら調整してみて。ホットケーキを作る際の分量で水を入れると、生地がドロドロになってひも状になりません。
シンプルな棒付きパンだからこそ、生地にチョコやナッツを入れて菓子パンにしたり、チーズやベーコンを入れて惣菜パンにしたり…アイデアは無限大。
焼くときのコツは、弱火でじっくり。火力が強く、すぐに焦げてしまいそうなときには、アルミホイルをかぶせて温度を調整するのがおすすめです。
キャンプ中のパン作りで、目指せキャンプ上級者!
キャンプでの手作りパン作りは、バーベキューや普通のキャンプ飯に飽きてしまった人にオススメです。
普段から家でパン作りを楽しんでいる方も、これまで作った経験がない方も、キャンプならではの楽しさを実感できることでしょう。
またキャンプ中の主食が「パン」になると、食事全体の雰囲気もがらりと変わります。キャンプを新鮮な気持ちで楽しみたい時、ぜひ真似してみてくださいね!