トレッキング、トレイルランニング、キャンプ、サーフィンなど、さまざまなアウトドアアクティビティが夏は盛り上がりますが、そのとき地味に問題となるのが石鹸。アウトドアの遊びは汗をかくのはもちろん、自然相手なので泥で汚れたり海水でベタついたり、体をさっぱりきれいにしたくなるもの。
とはいえ、ボディーソープ、洗顔料、シャンプーなどを持っていくとかさばって面倒ですし、石鹸にしても使って濡れたものを持ち帰るにはいい方法があるのかと頭を悩ませます。自然のなかで遊ぶわけなので、環境への負荷も気になります。最近は、ボディシートで体を拭いて終わりにしてしまうことも多くなってきました。というわけで、いつもキャンプに行くときに体をきれいにする”なにか”がほしいと思っているのですが、ベストなものがなく、消去法でボディーシートだったり、試供品だったりを持って行っていたわけです。
アウトドアでの石鹸に求める条件を整理すると、
1.かさばらない
2.携帯しやすい
3.環境への負荷が少ない
となります。
そんな条件に合致するアイテムを見つけました。
旅する人を思ってできた、Made In Japanのこだわり石鹸
一見キャラメルのようにも見えますが、れっきとした石鹸です。その名も「旅する石鹸」（丸菱石鹸）。1粒で顔、全身、髪までを2～3回洗える、使い捨てサイズのスグレモノ。泊まる日数分の粒をアウトドア準備の際にピックアップして必要量を持っていけます。旅する人を思ってできた商品なのです。
さらに、香料や保存料が入っておらず、厳選された天然成分のみで作られていて、肌にはもちろん、自然にも優しい石鹸なのです。日本のおもてなし精神を体現した商品に与えられる「OMOTENASHI Selection2016」を受賞しています。
この石鹸は、神戸で60年近く石鹸製造を続ける「丸菱石鹸」で作られたこだわりの品です。食料原料だけを使った、肌にも髪にも環境にもやさしい石鹸は、全部で6種類。酒、はちみつ、米ぬか、さくら、ヤギミルク、ラベンダーを用意していて、それぞれ敏感肌タイプ、乾燥肌タイプ、泡立ちタイプなどと用途が分かれています。好みや気分で使い分けもできます。
無添加&手作りのこだわりで環境にもやさしい
丸菱油脂石鹸化学工業所は2016年で60年を迎える老舗です。神戸から始まった小さな石鹸工場は、昔から変わらない伝統の釜焚き製法「水焚き鹸化法」で生のオイルを焚き上げ、自然乾燥で長時間かけて熟成・自然乾燥仕上げをするというやり方と、火を使わないことで厳選素材の良さをまるごと石鹸にする「冷製鹸化法(コールドプロセス)」の２つの製法を使い分け、‘徹底して肌に優しい石鹸を作る’ことにこだわり、無添加の石鹸を作り続けてきたメーカーです。じっくり時間をかけ焚き上げ、さらにゆっくりと自然乾燥させた石鹸には素材の油が持っている天然保湿成分やビタミンなどを豊富に含まれています。
天然の原料の良さを生かすべく、防腐剤など品質安定剤、化学香料、化学色素なども使用しない無添加製法で仕上げています。排水も自然分解されやすい天然素材にこだわり、環境への配慮も欠かさない石鹸と言えます。
必要量を持っていけて、かさばらず、環境にもやさしいーー。前述で挙げた条件も見事にクリア。使わない手はありませんね。
【商品詳細】
「旅する石鹸」
兵庫県／丸菱石鹸
価格：1080円（税込）
サイズ：90（縦）×45（横）×25（高さ）mm
種類：はちみつ、やぎミルク、ラベンダー、神戸の酒、さくら、こめぬかの6種類（それぞれ敏感肌タイプ、乾燥肌タイプ、泡立ちタイプでお好みで使い分けが可能）
URL：http://www.mutenka-sekken.com/
※「OMOTENASHI Selection2016」受賞
【OMOTENASHI Selectionとは】
「日本のおもてなしを世界のOMOTENASHIへ」を合言葉に活動しているOMOTENASHI NIPPON実行委員会は、おもてなし心溢れる商品・サービスを募集・発掘し、国内外に発信するプロジェクト。日本独自の「おもてなし」の魅力を、日本人の有識者と、日本在住経験のある外国人選定員によりグローバルな視点で選定し、発掘。隠れた価値に光をあて、その価値を伝え、生活者の手元に届けるまでをサポートしている。
URL：http://omotenashinippon.jp/selection
text:george
【PROFILE／george】
茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー３、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条。
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