世界有数の森林大国なのに木材自給率30%!?
日本の自然と言えば！ なんといっても森林。木々に囲まれた静かな森林の中でのキャンプやハイキングは最高ですよね。実は日本は世界有数の森林大国で、国土のおよそ2/3は森林だってご存知でしたか？
さらに驚くべき事実は、日本は世界でも指折りの森林大国であるにもかかわらず、木材自給率はたったの30％しかないこと。ここまで森林があるに自給率が低い原因は、近年問題になっている林業の衰退にあるんだとか。
これはcazual的に見過ごすことのできない問題！ ということで今回は林業に関するイベントをご紹介です。
林業再生の未来について語り合おう
現在、東京・六本木のミッドタウン・デザインハブでは、2月26日まで「地域×デザイン展」を開催しています。そのイベントの一環として島根県隠岐の島および福島県奥会津の事業者を迎えて、森林大国・日本の可能性を議論するトークイベント『林業再生への道筋／国産木材を使った家具づくりの最前線と可能性』が2月22日に開催されることが決定しました。
トークイベント特設ページ： http://wisewise.com/archives/20170123_01/
ゼロ戦を飛ばした燃料が今度は家具に！？
隠岐の島の風景
太平洋戦争末期、ゼロ戦を飛ばす燃料になったと伝えられているのが松根油と言われる松から採れる油。島根県隠岐の島ではこの松根油を採った黒松が全島に自生していて、その油分の多い黒松の特徴を活かして家具作りに挑戦しています。
奥会津の風景
また、福島県会津地方では江戸時代初めより会津藩から桐の植林の奨励策が出されましたが、実は今日でも研究は続けられ、植えて、育ててとその歴史は受け継がれているんです。
今回のイベントでは、知られざる歴史の中で木の仕事を受け継ぎ守り、今もなお奮闘中の、島根県隠岐の島および福島県奥会津の事業者をゲストに迎えます。木のプロとの直接の対話を通じて、地方と都市、自然と人との関係を結び直す木の仕事の可能性を広げるきっかけとなるよう、林業・製材業・木工業を軸とする地域社会の可能性と未来について語り合う場を提供してくれます。
講演会のほかにもパネルディスカッションや懇親会など、参加者も積極的に意見交換ができる場も。林業に興味のある人、島根県・福島県に移住を考えている人はこの貴重な機会を逃さないで！
「地域×デザイン展」展示会場の様子
『林業再生への道筋／国産木材を使った家具づくりの最前線と可能性』開催概要
第14回フェアウッド研究部会 拡大イベント『林業再生への道筋／国産木材を使った家具づくりの最前線と可能性』
日時：2017年2月22日(水) 開場 15:50／講演16:00～18:00／懇親会18:15～20:00
場所：東京ミッドタウン・デザインハブ (東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
会費：参加費 無料、懇親会費 3,000円(当日受付で頂戴いたします)
定員：100名
＜プログラム＞
講演1
『国産木材を使った家具づくりの最前線と可能性』 株式会社ワイス・ワイス 代表取締役社長 佐藤 岳利
講演2 島根県 隠岐の島
『隠岐の島のクロマツを有効活用した家具』 池田建築設計 代表 池田 暢一郎氏、有限会社池田材木店 池田 明生氏 株式会社吉崎工務店 専務取締役 吉崎 英一郎氏
講演3 福島県 奥会津
『奥会津の桐を有効活用した家具』 佐久間建設工業株式会社 代表取締役 佐久間 源一郎氏
パネルディスカッション
登壇者・ファシリテーターと共に参加者でディスカッションしていただきます。
懇親会
どなたでも参加可能です。
トークイベント特設ページ
http://wisewise.com/archives/20170123_01/
お申込みフォーム
https://wisewise.com/event/fairewood/apply/
「地域×デザイン -まちが魅えるプロジェクト-」展示概要
https://archive.jidp.or.jp/lds2017/
※「地域×デザイン展」では開催期間中(2月3日～2月26日)全国から選りすぐった60の地域創生プロジェクトが展示とトークイベントにて紹介されています。
※また東京ミッドタウン内店舗「ワイス・ワイス トゥールス」では、国内外から、伝統を守りつつも新しい技法と美意識によって産み出された生活道具や工芸作家の個性豊かな作品を販売しています。
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