パタゴニアのバギーズ・ショーツをレビュー!
暑い日はショーツをはきたくなるもの。毎年多くのブランドが新作のショーツを販売するが、定番として不動の人気を築いているのが、パタゴニアのバギーズ・ショーツである。
5インチと7インチの2種類の丈の長さがあり、5インチ丈はバギーズ・ショーツ、7インチ丈はバギーズ・ロングと呼ばれている、筆者は5インチのほうがいいと感じた。今回は、バギーズ・ショーツの魅力と5インチがいい理由を紹介する。
バギーズ・ショーツはスタイルバランスをとりやすい!?
バギーズ・ショーツは、1982年からほぼ同じデザインを継承して販売されている超ロングセラーショーツ。時代や年によってカラーや柄が異なって販売され、毎年購入して集めている人もいるほどだ。
ポケットは両サイドと後ろ1箇所の計3箇所。
ちなみに、右ポケットにはループが付いており、大事なものをくくりつけておける。これは水中に入る際、途中でポケットに入っていたものが出ていかないようにするためだ。もちろん、街中でもここに引っかければ紛失する心配がなくなる。
ウエストはゴムバンドに加え、中にドローコードを内蔵しておりイージーパンツ仕様になっている。脱ぎはきがしやすく、コードでしっかりしばれば泳いでいてもずり落ちることがない。
素材はDWR(耐久性撥水)加工済みのリサイクル・ナイロンを使用。サラッとした肌触りだが、少しコットンのようなやわらかい風合いもあるのがおもしろい。
実際に水を垂らしてみたところ、このようにしっかりと弾いてくれる。また、生地は速乾性も兼ね備え、雨が降っても水の中に入っても早く元の状態に戻る。
パンツの中にはメッシュライナーが付いている。中に水が入ってもすぐに下へ抜けるようになっており、街中ならこれのおかげで通気性が向上し、ムレの防止につながる。
海パンとして使えるとのことで、下着をはかなくてもダイレクトに使えるそうだが、それはユーザーの使い方に委ねるとしよう。
実際にバギーズ・ショーツを履いてみた
ということで、実際に購入したバギーズ・ショーツをはいてみた。筆者は5インチの短いタイプをチョイス。股下(股の付け根から裾までの長さ)13cmで、7インチのロング(股下18cm)と比べると5cmも短い。
はいてみると、いや〜思った以上に短い! とはいえ、普段から7インチのバギーズ・ショーツと同じ股下丈のショーツをはいており、その裾をロールアップして短くしているので、正直普段と変わらない感じだ。
ウエストでしっかりはいても膝が丸々見えるので、側から見れば相当短く見える。人によってははき慣れるまで少し時間がかかるかもしれない。しかし、個人的にはこの短い丈をおすすめしたい。
理由は、7インチのパンツは安心感がある一方、一般的なショーツとほぼ同じ丈の長さなので、ファッションに無頓着な人はバギーズ・ショーツをはいているとわからず個性を感じられにくい。
一方で5インチまで短くなると、パッと見でその短さがわかるので、「あの人、思い切っているな〜!」と個性を感じられやすい。しかも、5インチのほうが脚を通す筒部の空間がゆったり目になっており、いまトレンドであるゆったり目のTシャツを合わせた際にスタイルバランスを取りやすいのだ。
ちなみに価格だが、7インチは7,700円に対して5インチは7,150円と少し安い。その点も短いほうがいいのだ。
バギーズ・ショーツを履いて気になったところ
この記事を書くまでに5回以上普段着として使用しているが、個人的にはバギーズ・ショーツは非常に使い勝手のいいアイテムだと感じている。
唯一気になるのは、両サイドのポケットが深いこと。ポケットの底が裾まで伸びているのだ。公式ページによると、この縦型ポケットを採用することで水抵抗を抑えることができる機能があるそうだが、スマホを入れるとズボッと奥まで入ってしまい、これがちょっと取りにくい。しかも生地がやや薄めなので、スマホの形が浮き出てしまう。歩いている際にこの浮いたところがやや気になってしまうのだ。
とはいえ、慣れれば気にならなくなるので、個人的な所感として覚えといていただく程度でいいだろう。
バギーズ・ショーツは毎年履きたくなる理由がわかった
バギーズ・ショーツは夏の定番として雑誌でもよく取り上げられるショーツ。その理由が今になってやっと理解できた。
筆者はキャンプ系メディアで執筆活動をしているのでフィールドでもはきたいところだが、脚の露出が広いと蚊の標的にされやすくなるので、とりあえずプールや街着として使っていこうと思う。
パタゴニア「バギーズ・ショーツ」商品概要
価格:7,150円
サイズ:XS〜XXL
重量:221g
【文/撮影】小川迪裕
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。
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