アウトドアライクなドリームキャッチャーを作ろう
最近はキャンプに出かけた先で、お洒落なサイトコーデを見ることが増えてきました。
子どもがいるファミキャンでは、カラフルなガーランドやLEDで元気な装飾をしたくなりますよね。
目立つ装飾がちょっぴり恥ずかしいと感じてしまうサイトコーデ初心者は、ウッド調やアースカラーの装飾からはじめてみるのがオススメです。
市販の装飾だけでなく、ナチュラルな雰囲気に合うような小物も手作りしてみましょう。
今回ご紹介するネオドリームキャッチャーは、従来のドリームキャッチャーをキャンプ風にアレンジしたものです。
むずかしい工程はなく、子どもでも無理なく作れるレシピですので、ぜひ親子でチャレンジしてみて下さい。
100円均一ショップで材料をそろえよう
<ドリームキャッチャーの材料>
・リース 1つ(大きさ色味自由。濃色がオススメ)
・ミニレース 1枚(手芸用装飾パーツ)
・毛糸 1個(色味自由。グラデーションカラーがオススメ)
・ミニスキレット 1つ(スキレット型軽量スプーン・キッチン小物)
・革ひもなど (つり下げる場所によって使用しますが、なくてもOK)
※材料はすべて100均でそろいます。写真は暖色系の色味で統一していますが、寒色系や、白などでそろえても雰囲気が変わってきれいです。
リースとミニレースの大きさは売り場で合わせてみて、バランスを考えながらお好きなものを選んで下さい。
<道具>
・はさみ
・ヘアピン 1本
・セロハンテープ
ドリームキャッチャーの作り方
1.毛糸を50cmほど引き出し、はさみで切ります。ヘアピンに通して、写真のように結びます。
2.ミニレースの外側の穴に通し、写真のようにリースに毛糸を回します。
3.ミニレースがリースの中心より少し短くなるように、リースに結びます。結んだところで毛糸を切ります。
4.反対側も同じように毛糸を回し、ミニレースが中心にくるように毛糸を張って結びます。この2本は仮留めです。
余分な毛糸は切り、残った毛糸はヘアピンから外してください。
5.21cmのリースで3mほどの毛糸が必要になります。はさみで分量分を切り、もう一度ヘアピンに結びます。
結んだ毛糸のすぐとなりに、この毛糸の先を結びます。リースの間に通して固結びするといいでしょう(上の写真は淡色のリースを使っていますが、工程は同じです)。
5.仮留めしたミニレースのすぐとなりの穴に、毛糸を通します。
6.リースに毛糸を回してから、またミニレースのとなりの穴に通して、の作業をくり返しながら、毛糸を張っていきます。
ミニレースの穴がなくなるまで、ぐるっと一周続けましょう。仮留めに使った穴も忘れずに通してください。
7.最後まで毛糸が通ったら、終わりの部分はリースの間に2~3度くぐらせて、毛糸からヘアピンを外します。
8.最初に仮留めしていた上下の毛糸、2本を外します。
右半分は同じ穴に2回毛糸を通した状態。左半分は1回通した状態です。
リースの大きさによっては、毛糸がなくなるまで続けるとこのような見た目になります。ミニレースの穴に何回通すかは、お好みで選んでください。
2回以上通したい場合は、もともとの毛糸の長さを長くする必要があります。
9.30cm程度の毛糸を3本切り、片方をまとめてひと結びにし、とめます。
10.テーブルや作業台に結び目部分をセロハンテープで固定し、三つ編みを作っていきます。
11.編み終わりを一度結びます。ミニスキレットをかけるひもが出来あがりました。
12.リースの下部分に作ったひもを回しかけてミニスキレットを通し、結びます。
13.完成です! 吊るす場所によっては長さが足りないので、ヘアピンを外した部分に革ひもなどを足して調節してください。
ドリームキャッチャーとネオドリームキャッチャー
ドリームキャッチャーはもともと、北米の先住民族、いわゆるネイティブアメリカンに伝わるお守りです。
丸いクモの巣状の網の部分に悪い夢が絡めとられて、良い夢だけが網をすり抜けるという言い伝えから、子どもの安眠を守ってくれる魔除けになるのだそうです。
キャンプ場の夜は基本的にかなり暗いですから、テントの先にひとつぶら下がっていると、恐がりな子どもも安心して眠れるかもしれませんね。
今回作ったアウトドアライクなドリームキャッチャーは、羽の代わりにミニチュアスキレットがぶら下がっているのが特徴です。
とはいえ、ぶら下げるものに特に決まりはありませんので、他にも遊び心でキャンプ道具を装飾してみても楽しいと思います。
きっと世界にひとつの、ネオドリームキャッチャーができあがりますよ。
【PROFILE/天嶺 葵】
アウトドア系フリーライターで、3児の母。海にも山にも出没するママキャンパー。子どもを中心に楽しめる、ファミリーライクなアウトドアライフを提案します。料理、DIYが得意。”ないもの、欲しいものはお金をかけずに作る!”がモットー。