カリフォルニア生まれの高機能ボトルが続々と発売
ペットボトルを買わないエコ志向の人や、体調や気分に合わせた飲み物を飲みたい人など、ドリンク市場は幅が広がり多様なボトルが登場している。
特に、最近は120mlの小型のボトルが好調とのことで、女性を中心にボトルへのニーズが高まっている。
そんなさなか、カリフォルニアで誕生したハイドレーションブランド「HydraPak(ハイドラパック)」が新商品を発表し、日本にも12種類以上のアイテムが一気に入ってきた。
その中で、「これは便利そう!」と思ったアイテムを発見したので、実際に使ってみた。
ポーチに入る絶妙なサイズと収納サイズが秀逸
今回紹介するハイドラパック「ストウ 500ml」は、ハイキングや自転車、キャンプ、そしてランニングまで幅広いアクティビティで使えるように開発された小型ボトル。
サイズは約17.5×10.2cmで、重量は約43g。
価格は1,800円+税で、人気ブランドのステンレスボトルを比べると4割ほどお得。
同商品には、ウルトラデュラブルTPUという軽くてやわらかい素材が使われている。実際に持つと、少しプニプニして握りやすい。
しかも、ただやわらかいだけではなく、耐熱温度は60℃とぬるま湯よりやや熱いドリンクを入れても耐えられる仕様に驚く。
フタにはハンドルがついており、指やフックに引っかけて持ち運ぶことも可能。また、これには他にも便利な使い方があるので、それは後述する。
ボトルの裏には目盛りがあり、中身がどのくらいあるか目視できる。また、BPA+PVCフリーの表記があり、環境にも配慮した商品であることも示している。
「ストウ 500ml」の優れたポイントとは
「ストウ 500ml」の優れたところは2点。
1点目が独自設計の口。
横に長い楕円形の口はスピルプルーフノズルという名称があり、これを1周させるだけで簡単にドリンクが飲める設計。フタがなく、そのまますぐに飲めるようになっている。
2点目が収納サイズ。
ペットボトルや一般的なステンレスボトルは折りたたんで持ち運ぶことができないが、同商品はやわらかい素材を使用しているので丸めて小さくできる。
しかも、フタについているハンドルに引っかけることで、小さい状態を固定できるのが興味深い。これならサコッシュやポケットに入れて持ち運べる。
「ストウ 500ml」を実際に外で使ってみた
ではここで、実際に「ストウ 500ml」を使ってみたので紹介しよう。
まずスピルプルーフノズルの機能だが、写真のとおり口を開けて逆さにしても中から飲み物が出ない仕組みになっている。
このおかげで、バッグの中でボトルが逆さになったとしてもこぼれる心配がないのはうれしい。
飲み方は、吸うかボトルを握るかの2択。吸ったほうが口からスムーズにドリンクが出てくるのでやってみてもらいたい。最初はドリンクが出る勢いに少し驚くが、慣れればとても便利に感じるだろう!
街中で持ち歩く際に、ポーチの中に入れてみた。使用したのはアークテリクスのマカ2で、メインコンパートメントの半分くらいのサイズなので、小旅行や登山などでもかさばらず、すぐに取り出しやすいので便利だ。
「ストウ 500ml」を使って気になったこと
個人的にはとても便利と感じた「ストウ 500ml」。
ただ気になった点としては2点あり、1点目は、冷たいドリンクを入れるとボトル本体が結露すること。滴るほどは出ないが、紙類と隣り合わせだと水分を含んでしまうのが心配だ。
冷たいドリンクを持ち運びたいときは、ハンカチなどを巻いたり、別でボトルケースを用意したりなどで対応する必要がある。
2点目は、事前にボトルを洗わないと素材のニオイがドリンクにつくこと。筆者は洗うことを忘れ、すぐさま水を入れて持ち運んだのだが、ゴムのような味がついてしまい正直おいしくなくなってしまった。
洗い続けることで少しずつ取れてくるだろうが、他の商品と同じように、使う前にはちゃんと洗ってから使用しよう。
街中からキャンプまでオールラウンドで使える便利な水筒
ボトルブームは、夏場を迎えてさらに人気が高まる。
「どんな水筒を買おうか迷っている」という人がいたら、軽くて使い勝手が良く、なおかつコンパクトに収納できるストウ 500mlを検討してみてはいかがだろうか。
HydraPak(ハイドラパック)「ストウ 500ml」商品情報
価格:1,800円+税
サイズ(約):17.5×10.2cm
重量(約):43g
容量(約):500mℓ
耐熱温度:60℃
【文/撮影】小川迪裕
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。