スーパーのレジ袋が本格的に有料化! 今のうちにエコバッグを見ておきたい
今年2020年から、スーパーやコンビニでレジ袋(ビニール袋)の配布を有料化する動きが本格化しそうだ。
これはプラスチックゴミを減らして海洋汚染を防止する目的があるとのことで、お金を支払えば袋はもらえるが、そうなると家計を圧迫することは必至になる。
そこで、あらためて注目されているのがエコバッグ。特に、収納して持ち運べるパッカブルタイプが人気になっている。
そこで、今回はいろんなエコバッグを見てきた筆者が一番気に入っているアイテムを紹介する。
エコバッグの有力株「ノットアバッグ」とは?
今回紹介するのは、「notabag(ノットアバッグ)」というドイツ生まれのバッグ。2012年12月に、アメリカのクラウドファンディングサイト「キックスターター」で販売をスタートしてデビュー。
“バッグとバックパックのスマートなコンビネーション”をコンセプトに製作したことが好評で、2016年にはドイツの世界的デザイン賞「German Design Award 2016」を、また2019年には日本デザイン振興会が主催する「GOOD DESIGN AWARD 2019」を受賞。
シンプルな構造と高い耐久性、そしておしゃれに身に付けられる点で、日本でも徐々に知名度が上がっている。
同ブランドにはオリジナル、ロウ、リフレクティブの3種類があり、筆者はリフレクティブを購入。それぞれの特徴や価格については後述する。
2つの使い方ができるおしゃれなエコバッグを試してみた
では実際にノットアバッグを使ってみよう。
まずは収納サイズから。縦約13×横約15.5cmで、スノーピークのステンレスマグを隣に置いてみると、幅はマグの2個分ほど。
大人の手なら両手に収まるくらいで、かなり小さいことがわかる。収納袋は本体に縫い付けられているので、紛失することがないのはうれしい。
広げて最初にできあがるのがトートバッグスタイル。幅約45×高さ約65cmと長方形だが、ハンドルを持つとキレイな三角形になる。デザイン賞を受賞しているだけあり、使った際の美シルエットはさすがだ。
ハンドルの幅はやや広めになっていて、レジ袋のように細くて手が痛くなることはない。ただし、ハンドルは長いわけではないので、アウターを着た状態では肩がけするのは厳しい。
実際に荷物を入れてみた。今回はキャンプで使用してみたので、持ってきた道具の中からセレクトして入れてみたところ、2リットルのペットボトル、ティッシュケース、ブランケットが入った。
ペットボトルで見ると、縦に3本は収まりそうだ。収納袋が内側に縫い付けられており、ここに小物をしまうこともできる。
生地はコットン63%、ナイロン37% のリップストップ生地を採用。これはシエラデザインズのマウンテンパーカで採用されている「60/40(ロクヨン)クロス」と同じ配合で、コーティングをせずともある程度の撥水性があるのがポイント。もちろん丸洗いも可。
次はリュックタイプにチェンジ。背負った際に自然に口がふさがるようになっており、街中や自転車での走行時に、中の荷物が外へこぼれ出ないようになっているところが特徴。
高さを調整することはできないが、裾が腰部でとまるので、歩いていても揺れることはなかった。
リュックタイプの注意点として、ストラップにはクッションがないため、荷物を多く入れてしまうと肩が痛くなる。重量上限はホームページに記載はないが、ある程度考慮して使ったほうがよさそうだ。
トートからリュックにチェンジする方法や収納方法は動画があるので、参考にしてもらいたい。
ちなみに、ノットアバッグにはシンプルなオリジナルと、自然(ネイチャー)から着想を得たロウ、そして反射板がついているリクレクティブの3種類を展開している。
こちらのリフレクティブは、光が当たると反射して視認性を上げてくれて、夜に買い物をして持ち運ぶ際にはとても安全!
気になる価格だが、オリジナルとロウは3700円(+税)で、リフレクティブは4800円(+税)。一般的なエコバッグと比べると値段はやや高めだが、2WAYであることとデザイン性の高さから考えると、個人的には買ってよかったと感じた。
エコ活動がますます進んでいる昨今では、このようなエコバッグが続々と登場してくること間違いなし。お探しの人はぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。
「ノットアバッグ」 リフレクティブ 製品情報
価格:4800円+税
使用サイズ(約):幅45×高さ65cm
収納サイズ(約):縦13×横15.5cm
重量(約):125g
ブランドの公式サイトはこちら
撮影・文/小川迪裕(オガワミチヒロ)
【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。