KAVU好きが大集合！ 20回目を迎えたキャンプイベントをレポート

KAVUファンが一堂に会する年に一度のイベントに参加してきた

アメリカ・シアトル発のアウトドアブランド「KAVU（カブー）」は、ウェビングテープキャップとチャーミングなキャップやカバンが話題を呼び、日本でも多くのファンがいる。

今回は2019年10月５日（土）・６日（日）に開催されたファンイベント「KAMP KAVU」に潜入。ファンとともに成長してきたイベントの内容を紹介する。

料理コンテストやファッションショーなど参加型プログラムが充実

KAMP KAVU は今年で20回目を迎え、毎回予約を開始するとすぐに枠が埋まる人気イベント。ふだんは関東を中心とした首都圏で開催していたが、20回目は初となる長野県のしだれ栗森林公園キャンプ場にて行われた。

同イベントの特徴は、アメリカ本国のスタッフが来日してファンとともに過ごすこと。実は、彼らは日本が大好き！　築地で食材を購入したり新幹線などの乗り物に乗ったりと、イベントだけではなく日本を満喫しながら過ごすのが毎年の恒例とのこと。

会場では、スラックラインやフリスビーといったアクティビティや旅人アーティスト・ITOKiNさんによるお絵かきブースなどを展開。決まった時間は設けず、参加したいときに参加できる自由なスタイルはキャンプイベントにいいと感じた。

参加者が自ら参加して盛り上がる参加型プログラムが多いのも本イベントの特徴。

そのなかでも特に人気が高いプログラムのひとつが、ワンバーナークッキング。自分の道具と事前に購入してきた食材を使い、自慢のアウトドア料理を披露して審査してもらうもの。

17組と過去最高の組数が参加し、各々のスタイルで調理を開始。創業者のベイリーさんと、地元で飲食店を経営する「ラ・メゾン・グルマンディーズ」オーナーシェフの友森隆司さんの２名が審査員長となり、それぞれが選んだ料理に賞を授与した。

「今までにないくらいに盛り上がり、我々もどれを選ぼうかとても困りました」とベイリーさん。来年はどんな料理が登場するのか期待したいところだ。

夜はメインステージでウエルカムパーティ。塩尻市観光協会によるワイン試飲や友森隆司さんの料理をいただきながら、今までのKAMP KAVUのアーカイブ映像やKAVUが制作に協力したという映画の上映会が行われた。

また、KAVUファッションを身につけてスタイリングを紹介するファッションショーも開催。ファミリー、カップル、子どものみなど多くの人が参加し、なかには歴代のKAMP KAVU歴代Tシャツを着る人やこのために作ってきた小物を見つけてくる人もおり、終始にぎやかな空気に包まれた。

地元の人やプロを講師に招いたプログラムも大盛況

参加者が率先して楽しむプログラムのほか、地元の方やその道のプロフェッショナルを講師に迎えたコンテンツもポイント。

たとえば両日に行われた、地元のボランティア団体「しだれ栗を守る会」スタッフ・遠藤さんによるエコツアー。

天然記念物に指定された枝垂れ栗は、この地域に911本ほど生えており、植林しなくても続々と数を増やすというお話や、木は10本中7〜8本ほど正常に枝が垂れ、それ以外は真っ直ぐに伸びるためカットするという裏話も興味深かった。

２日目の朝には、johnda YOGA studio湘南を主宰するヨガインストラクター・河合千穂によるモーニングヨガを開催。ベイリーさんをはじめとしたKAVU本社スタッフも参加し、30分ほどかけてゆっくり体をほぐした。

２日目の昼には、友森さんによるアウトドアクッキング教室が開催。ロッジのスキレットやダッチオーブンを使い、地元の食材を使いながらアウトドアでも簡単に作れる料理が披露された。

作った料理はそのまま参加者に提供され、わずか数分でなくなるほどの人気ぶり。ジビエ料理を初めて食べる人もいれば、見た目によらず簡単に作れると驚く人もおり、収穫を得た参加者もいたのだった。

KAMP KAVUは、ファンのみならず一般の方も参加が可能で、前述した充実のコンテンツのほかにエイアンドエフのアウトレット品販売や豪華な景品も注目を集めている。

イベントの模様（写真）はKAVUの公式ページで公開されているので、どんな雰囲気か気になる人はぜひチェックしてみよう。

KAVUの公式サイトはこちら

撮影・文／小川迪裕（オガワミチヒロ）

【Profile／小川迪裕（オガワミチヒロ）】
フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。