COC(コールマン・アウトドア・クラブ)サマーミーティングでひときわ目を引いていたブルーのキャンプサイト。目に飛び込んでくるアウトドアギアはすべて青い色のデラさんエリア。キャンプサイトで大きな体積占めるテントはコールマンのホリデーIIと、タープはコールマンのスクエアタープ(ターコイズ)。テントはビンテージアイテムなのに、タープは現行品。新旧の組み合わせもカラーコーディネイトがしっかりできてるから、まったく違和感なしです。
青い魔法に引き寄せられ、ぐぐぐっと近寄ってみると最初に目に付いたのは、バイヤーのカラバスデッキチェアでした。このチェアも、もはや入手困難なビンテージアイテム。グリーンのカラバスデッキチェアは、ときどき見かけますが、ブルーはあまり見たことがありません。
そしてテーブルの上には「蚊取りブタ」。
本来は素焼きの「蚊やり」に、美濃焼きの釉薬を塗って焼き直ししているので、強度もアップしている製品なのだとか。キャンプサイトに彩りを添えるだけでなく、蚊を追い払い、壊れやすい陶器も丈夫になっていると、いいことづくしのアイテム。クラシカルな佇まいだけど、ビビッドなツヤ感のあるブルーが斬新な現行商品なのです。
さらにビンテージっぽいけど、古さを感じさせないのがファルコンエナメルウェアのホーローの食器類。
創業1920年というから、100年近い歴史を持つイギリスの食器メーカーのアイテムですが、シンプルでベーシックな製品はデザインを進化させる必要がありません。本体はホワイトを基調に、フチがネイビーブルー。もしくはブルーグレーの本体に、ネイビーブルーのフチどりと、デラさんのブルーコーディネイトにしっかりマッチしています。
気づいてみると、COCサマーミーティングに乗ってきたデラさんの愛車はネイビーブルーのジープチェロキー。青にも濃淡があり、それをバランスよく取り入れることで、キャンプサイトにメリハリがつくんですね。
photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。