移住者の野田さん夫妻は廃校になっていた小学校を借り受けて、宿泊施設<みどりの時計台>として開業。
妻・由美子さんは校長先生、夫・正樹さんは用務員さんという、小学校ならではの肩書きを使って運営している。
「<みどりの時計台>は、今年でちょうどオープン10周年なんです。
最初は本当にこれでやっていけるんだろうか、なんて思いながらやってたら、あっという間といえば、あっという間でした」
学校の責任者ゆえに、校長先生の由美子さんが多くを話してくれた。
廃校をご夫妻二人でDIYをしながら宿泊施設へと改装した。
「昔の校舎は、天然のいい素材を使っているからピカピカ。床は最初から板張り。自分らが手を加えたのは、壁のペンキを塗り替えたくらい。
Pタイルだった教室は味気ないので、そこに畳を敷いたんですよ。畳じゃない部屋はDIYで2段ベッドを作ったり、保健室っぽく小物も置いてみたりして、いかにも学校っぽいイメージを残して
それと、もともとは蛍光灯だったんですけど、レトロな電球に換えて。ここは山の中なので夏は虫も多いから、その対策という意味も含めて明るすぎない電球に」
学校には必要ないけど、宿泊施設としては必要となるものもたくさんありますよね?
「トイレなんかは和式で、小学校だから小さい。それにしても小さ過ぎるやろうって広さ(笑)。それを個数は減るけど洋式に作り替えたり。
もともとは浄化槽が入ってなくて、簡易水洗だったんです。それでも許可は降りるんですけど、やっぱり川の仕事をしてましたから、汚水を川に垂れ流すっていうのは嫌かなあって思って、大型の浄化槽を入れたり。
物置だったところをシャワールームに改装したり。火災報知器だとか、宿泊施設にするための装備も取り付けて。
小学校の家賃は町営住宅並みの安い金額で借りられているんですど、改修とかは、もちろん全部自分たち持ち。結局安くついたんだか、よく分からないですね(笑)。
初期投資が結構かかって、教室を改装するまでは手がまわらないのと、なるべくそのまんまを体験してもらいたいっていう思いで、ほかはほぼ触ってないですね」
料金とか、宿泊人数のキャパシティは?
「バス1台くらいのお客は受け付けたりしますけど、けっこうツメツメな状態。25人くらいが、ちょうどいい感じ。料金はなるべくシンプルにしたかったので夏も冬も、土日も同じで、一律大人素泊まり4000円。
ここでの宿泊はお食事の提供をしていませんから、どこかで食べてくるか、材料を買って調理室で作るか。夏場はみなさん、だいたいバーベキューをされてますね。調理室で切って、外でバーベキューをするみたいな。
宿泊として使えるスペースは、5教室あるので5グループ」
5教室あって、5グループって、1グループの単位は?
「2人でも1教室です。ただ繁忙期の場合は、3名さま以下の場合は、相部屋になるかもしれませんよって」
繁忙期はいつですか?
「一番混む時期は夏ですね。最近は子供連れも増えたけど、むしろ大人が童心に帰ってというお客が多い。
昼は川でラフティングして、そのあとここにきて校庭でバーベキューして気分も盛り上がって、みたいなお客」
宿泊施設<みどりの時計台>を運営するまでは、いったいどんなお仕事をしていたのだろうか?
野田さん夫妻の大豊町移住ライフは、次回へと続く
野田さんご夫妻の運営する「学校に泊まろう! みどりの時計台」の情報は、こちらからどうぞ!
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