1人でキャンプを楽しむ、ソロキャンプ。日程や場所などをすべて自分で好きに決められるため、自由度が高く人気があります。
しかし、いざ始めようとすると「どんなリュックがいいの?」「どうすればコンパクトに荷物をまとめられるの?」と荷造りの段階で、たくさんの疑問が出てくるもの。
そこで今回は、これだけは押さえておきたい、ソロキャンプの荷造り(パッキング)のコツをご紹介します!
目次
ソロキャンプパッキングの基本
まずはソロキャンプのパッキングの基本中の基本を知っておきましょう。
・とにかく荷物は少なく!軽く!小さく!
ソロキャンプで特に大事になってくるのが荷物の軽量化。あれもこれもと欲張らず、慣れるまでは荷物は少なめにしておきましょう。
持っていくキャンプ用品(ギア)も、できるだけ軽量化されたものを厳選しましょう。ひとつひとつの重さは大したことがなくとも、必要なものを詰めていくと予想以上に重くなっていた……ということはよくあります。
また見落としがちなのが、帰りの荷物。キャンプのゴミはもちろん不法投棄禁止! キャンプ場にもよりますが、ゴミ箱がない場合は持ち帰らなければなりません。
ゴミが増えて行きよりも荷物が増えちゃった……なんてことがないよう、事前にゴミ捨てOKなキャンプ場なのか確認したり、できるだけゴミを出さない工夫を考えておきましょう。
・もしものケガや病気に備える!
ひとりで気軽な反面、万が一のケガや病気にも自分で対処しないといけないのがソロキャンプです。
心配になって応急処置の道具や薬をたくさん持っていく必要はありませんが、絆創膏や常用薬など最低限のものは用意しておきましょう。
また、電波の入る範囲の確認やスマホのモバイルバッテリーの用意など、緊急時の通信手段の確保も忘れずに。
相棒、バックパック選びは慎重に!
ソロキャンプの荷造りはバックパック選びから始まっています。ここではバックパックを選ぶときにチェックしておきたいポイントを2点紹介します。
チェックポイント/容量
容量の目安は、テント泊の場合、50〜80Lほど。背負える容量には個人差があるので、無理のないよう上手に選びましょう。
何泊するのか、何を持っていきたいのか、行くシーズンはいつかなど、目的や季節によってバックパックの容量や機能を選ぶ必要があります。アウトドアショップの人と相談しながら決めるのも良いでしょう。
テント、シュラフ、スリーピングマット、調理器具など、自身のキャンプギアを実際に並べてみて、どのくらいの容量になるかを把握してください。「冬のキャンプに行きたい!」という人は防寒具分の容量を考えなければなりません。
チェックポイント/自分にフィットしているか?
キャンプで安全&快適に行動するためには、自分の体にフィットしたバックパックが重要となります。
バックパックのバックパネルと体の間に隙間はないか、ショルダーハーネスが肩にフィットしているか、背面長に合ったサイズか、ヒップベルトはついているか、チェックしてください。
負担軽減のため、体にフィットする工夫が凝らされたバックパックはたくさんあります。その中から自分にピッタリのものを探しましょう。
他にも便利なサイドポケットや収納スペースの数など、軽くて収納しやすい自分に合ったバックパックを選んでください。
ソロキャンプに持っていくべきアイテム
快適さや利便性を求めていろいろと揃えたくなりますが、設営や撤収の時間短縮&手間軽減のためにも、アイテムは少ないに越したことはありません。
キャンプの目的によりますが、最低限揃えておきたいのは以下の10点です。
・テント
・タープ
・寝袋
・マット
・ランタン
・テーブル
・イス
・ストーブ
・料理道具(クッカー)
・カトラリー
このほかタオルや薬、ゴミ袋などの細々した物も忘れずに。
焚き火台、ナイフ、カメラなど…あとは自分の好みに合わせてよりキャンプを楽しめるアイテムを追加していきましょう。
上手なパッキングでさらに快適!
バックパックとアイテムが決まればいよいよパッキングです。パッキングの際に意識しておきたいポイントを紹介します。
・使用頻度の低いアイテムは底へ
出番の少ない寝袋や着替えなどはいちばん下に入れておきましょう。
反対によく使うスマホや懐中電灯、すぐに取り出したい雨具や防寒具などは、いちばん上や取り出しやすい外ポケットに入れるようにしてください。
・使用カテゴリーごとに小分けしてまとめる
あれどこいった? と荷物をひっくり返すことがないよう、使用シーンごとにまとめておきましょう。
例えば「料理&食材セット」「火起こしセット」「休憩セット」などカテゴリー別に分けてパッキングしておくことで、探す手間が省けるうえに、現地での使い勝手もよく便利です。
また、小分けしたものはテトリスのように、隙間なくどんどん埋めてパッキングしていきましょう。
そうすることで荷物がコンパクトになるだけでなく、荷重の偏りがなくなり、背負うときの負担を減らすことができます。
・雨対策も大事!
山の上では天気予報が外れて突然の雨に降られることもしばしば。
バックパックごと防水の袋に入れたり、荷物を小分けする袋をビニール袋に変えるなど、自分なりに工夫してみましょう。
透明な密閉袋を使えば、一目で中身が分かる上に水にも強いのでオススメです。
まとめ
ソロキャンプのパッキングのコツはできるだけ軽量化を心掛けること。上手にパッキングできれば負担が軽減され、快適にキャンプを楽しめます。
この記事を参考に、自分のお気に入りのアイテムを揃え、当日に慌てないためのパッキングにチャレンジしてみましょう!