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テント内外差最大12度! Sengoku Aladdinポータブル ガス ストーブ使用レポ
cazualスタッフがSengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」を携え、キャンプへ行ってきました。
しかも、ありがちなチョイ使用によるレポートではなく、1週間という長期に渡る本格的フィールドチェックです。
1日平均4本のガスを使用!
メーカーが発表するスペックによると、連続燃焼時間は約1時間40分〜4時間20分となっています。
最初この数字を見てたとき「ずいぶん幅があるなあ」と感じました。
実際に使ってみて実感したのですが、それもそのはず、燃焼の強弱調整がしっかり機能していて、強にすれば燃費が悪くなりますが、弱で使えば結構な長持ちです。
ポータブル ガス ストーブ本体の大きさは幅320mm、奥行き335mm。
円筒型なのに幅と奥行きが異なり、15mmの差があるのはダイヤルやハンドルが飛び出しているからでしょう。
高さは390mmですので、ヒザくらいの位置にトップがきます。
ローチェアに座っていたら、離れられなくなる絶妙な関係性を築けます。
このストーブサイズから言って、小さいテントでの使用はちょっと無理があるかもというのは、容易に想定できます。
そこでcazualではあえて最大級に巨大なテントを使用。MSRパビリオンにてフィールドチェックしてみました。
その結果、1週間で31本、1日平均4本のガスを使用しましたよ。
入手可能なカセットガスだから便利!
ガス使用の内訳をある日を例にお話します。
夕方冷え込んできたなあと感じたときにSengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」を着火。
もちろんスタート時はテント内を急速に温めたいので、強で燃焼します。
MSRパビリオンは幅7m、奥行き4.3m、高さ2.44mもある超巨大サイズ。

MSRパビリオンの隙間風って夏は快適なのですが、冬は結構寒いので、悩みのタネでした。でもSengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」があれば、隙間風に吹かれてもへっちゃらです。
しかもMSRパビリオンにはスノーフラップやスカートがありませんから、下から隙間風が入ってきて、室内はなかなか温まりません。
なので強のまま1本を使い切ります。
そしてスペックによる約1時間40分というのは信用できる数値。
cazualでも時間をチェックしてましたが、もっとも早く燃料切れになったときで1時間35分、強で長持ちしたときは1時間42分でした。
1本目のガスを使い切ると、即2本目をチャージ。
このときもまた強で燃焼。隙間風も手伝って、まだまだMSRパビリオンの巨体は温まりません。
でもポジティブに考えるなら、いくら燃焼してもテント内が二酸化炭素で充満することはないので、安心してストーブを炊けるのです。
2本目のガスを投入し1時間くらい経ったころ、外気温は15度ほどなのに、気づいてみるとテント内でTシャツ姿になっている自分がいました。
そこで強から弱にパワーダウン。
弱にすること約1時間半くらいで2本目のガスが終了します。
カセットボンベはホームセンターのほか、冬になるとスーパーやコンビニでも売られています。
メーカーや販売店によって価格は異なるも、実勢価格は3本セットで250〜300円くらいでしょうか。
燃料の入手は容易だし、リーズナブルで持ち運びに不便なく、安全だから躊躇なく使えます。

専用カセットボンベは、寒い時期での屋外使用を想定した、低温時対応タイプとなっています。
そして3本目のガスを投入。もちろん弱スタートです。
1本目の着火から3本目の投入まで、すでに4時間以上が経過。
この日は16:00すぎくらいからストーブを炊きはじめ、すでに20:00をまわってます。
巨大なMSRパビリオンと言えど、テント内はポカポカ。
お酒の酔いも手伝って、21:00には眠くて目を開けていられないので消灯。
ストーブは消火しての就寝です。
MSRパビリオンはシングルウォールのテント。布切れ1枚でできているので、消火するとテント内は途端に冷えてきます。
消火直後は暖かいからと油断せず、しっかり寝袋にくるまっての就寝です。
AM 6:30 外気温10.9度、テント内22.6度。
キャンプというのは不思議なもので、やけに早起きしてしまいます。
この日は5:00くらいに自然と起床。まあ21:00くらいからの記憶がほとんどないんで、8時間近くは寝ている計算です。十分な睡眠ですね。
空気の冷え切った早朝、10〜20分くらいはまどろんでたのですが意を決して寝袋から上半身だけ抜け出し、Sengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」を着火。
昨日の3本目の残りですが、3本目は弱で1時間くらいしか使っていないから、残量は十分あるはずです。
1日のはじまりは強でスタートし、凍えるほど寒いテント内を急速に温めます。

トルネードバーナー採用により、キレイな炎を実現。この開き方もブルーフレームヒーターそっくりです。
こんな感じなので、弱だけでガスを1本使いきることがなく、燃焼時間の最長を計測することができません。
1週間も使ってるんだから、弱だけ計測をすることだって可能なはずでした。
でも、リアルな感情が生まれてこないのではと思い、現場のシチュエーションになかった弱だけ計測を、あえて避けました。
下半身は寝袋に入ったまま、テント内温度の上昇を待ちます。
すると温まったころに3本目も終了。
まだ6:30です。
テントの隣に停めたクルマのタイヤの上に設置した外部センサーによると外気温は10.9度。
テント内の温湿度計は22.6度を表示。
外は雨降りだからといって湿度差がテント内外にだいぶ開きがあるので、温湿度計を置いたテーブルとストーブが近かったことが影響されていると思います。
体感的にはまだまだ寒いし、時間も早いので、4本目を投入。
4本目を使い切るころには、太陽も昇り、外気温もすっかり上昇していました。
アウトドアだけでなく、家庭のインテリアにもマッチ!
Sengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」は野外でも使えるスペックですから、家庭でも絶対にいい働きをします。
しかもコンパクトで可愛らしいデザインなので、ちょっとカントリーなインテリアから、アーバンな暮らしにも結構ハマリます。
洗濯物を部屋干しして室温が下がってしまった。
室温を高めて洗濯物を早く乾かしたい。
そんなときにも便利に使えそうです。
どうやって持ち運びする?
Sengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」を野外に持ち出す際、便利な収納袋も付属されています。
サイドには、専用カセットボンベも収納できるポケットもついてます。
もちろんこれで十分なのですが、個性を大事にするおしゃれキャンパーたちは、きっと付属品では納得しないはず。
そこでオススメなのがスプーンフルのトートバッグ。
12インチのダッチオーブンがすっぽり収まるスプーンフルの#7 Harvest(ハーベスト)なら、もしや。。。と思い試してみました。
12インチすなわち約305mmで、さらにハンドルなどの凹凸がある円筒型がダッチオーブンです。
Sengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」が幅320mm、奥行き335mmですから、かなりニアリーなサイズ感。
そこで試してみると、ほら、やっぱりシンデレラフィット。
サイドジッパーを開くと収納もより簡単です。
#7 Harvestの赤ステッチとSengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」が絶妙なカラーコーデを魅せつけます。
スプーンフルって、どんなブランド? と気になった方は以前cazualで特集していますので、以下をご覧になってください。
道具を知り尽くした男の新しすぎるアイデアを詰め込んだスプーンフル
さて、Sengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」を実際に1週間使った感想ですが。。。
燃料の入手は容易。
しかも燃料はリーズナブル。
コンパクトなのにハイパワー。
操作性も簡単。
1週間しか使ってないので将来的なことはわからないけど、シンプルな構造なのでたぶんメンテナンスフリー。
キャンプでも家庭でも使えて、「マジでオススメ」と思いましたよ。
冬もアウトドア遊びを楽しむキャンパー諸君、これマストバイアイテムですよ!
Sengoku Aladdin「ポータブル ガス ストーブ」詳細
スペック
ハイパワー2.0kW
連続燃焼時間:約4時間20分~1時間40分(0.8~2.0kW)
レバー式
圧力感知、立消え、転倒時消化、不完全燃焼防止の4つの安全装置付き