民芸品は美しく、日本の風土にも確実にあっていると思います。でもいま普及してないのは、現代の風景に馴染んでいないからなのかもしれませんね。ならば、いまのライフスタイルにあったカタチに、ちょっとだけDo It Yourself! D.I.Y.と言ってもそんなにハードルを高めず、簡単に自分らしいスタイルにアレンジ。
Start!
1_革、カシメ、ベルト金具の材料とカッターやポンチ、カシメの打ち台とハンマーを用意。
2_必要な長さを計る。サイズごとに切ってある革を買うより大判を買っておけばリーズナブルです。
3_革専用でなくとも、カッターで充分に切ることがでます。このとき工作版、金属定規があると便利です。
4_ポンチは穴あけを楽にするための道具でしかないので、カッターで代用することも可能です。
5_ベルト金具をセットするためにカッターで穴を拡張。
6_空けた穴に金具を通す。穴が小さ過ぎても爪が動かない。割と大胆に穴を空けても大丈夫だ。
7_革を折り曲げ、同じ位置に穴を空けます。こんなときはポンチが便利。
8_長く使いたいならカシメや金属は真鍮がいいです。鉄製だと赤錆が浮いてカゴを汚します。
Finish!
9_打ち台を使ってますが、フラットな仕上がりが好みなら、打ち台を使わなくても問題なし。
竹カゴは時間が経てば飴色に変色し、より美しくなります。革も同じように時を重ねた分だけ変色。真鍮もくすんで穏やかな色に。
古くなる、汚くなるって当たり前のことで、エイジングは美しいですね。
DIY planning:トリップ・オン・ザ・プラネット
photo:ULALA
text:アマキン
【PROFILE/アマキン】
本業はクリエイター。アウトドアアクティビティ、DIY、クッキングを得意とすると豪語しながら、すべてはプロフェッショナルには遠く及ばない「素人にしては、まあ上手だな」程度のレベル。それでも「アマチュア界の王様」と名乗る。